国道20号「八王子南バイパス」の工事が最盛期となっています。2024年9月から年末にかけて、市内道路をまたぐ橋桁架設工事が行われます。
■八王子市内の大渋滞を「まるごと迂回」するバイパス
国土交通省 相武国道事務所は2024年8月22日、国道20号「八王子南バイパス」の工事に伴い、交差する道路を断続的に通行止めにすると発表しました。
八王子南バイパスは、日野バイパス延伸部とともに、国道20号(甲州街道)を丸ごと別ルートでバイパスするものです。
日野市役所付近から南西へ分岐し、しばらく京王線の北側を並走。京王片倉駅から南へスイッチし、圏央道の高尾山ICへ直結します。「八王子南バイパス」としては、京王片倉~高尾山ICの9.6kmです。
国道20号は、八王子中心部や浅川周辺で慢性的な渋滞が課題となっています。バイパスが完成すれば、圏央道まで「ほぼ信号ゼロ」でスムーズな移動が可能となり、エリアの交通流に大きなインパクトとなることが期待されています。
さて八王子南バイパスは、高尾山ICから2.6kmが開通済み。そこから東へ、徐々に高架道路が伸びています。町田街道を一跨ぎする橋桁が、一晩で施工されました。
町田街道を越えた後は、しばらく丘陵部をトンネルで抜けます。谷間である、めじろ台グリーンヒル通りなどは高架で越えていき、またトンネル区間となります。
今回、そのめじろ台グリーンヒル通りなどをまたぐ部分が、いよいよ橋桁架設工事に入っていきます。
橋桁を架けているあいだは、交差道路は通行止の措置をとります。交通影響を最小限にするため、22時から翌朝6時までの夜間工事となります。
まずは、八王子南バイパスの側道として先に開通している部分(グリーンヒル通り~みなみ野シティ西交差点)を、9月5日深夜に通行止め予定です。その後12月まで、計10回にわたって断続的に通行止めとします。
グリーンヒル通りの通行止めは、まだ日程未定ですが、10月に5回、12月に2回の予定。西隣の市道でも計6回の通行止めの予定です。