トヨタ「ランドクルーザー250」と「ランドクルーザー70」の発表会の最後に流れた動画に映っていた、謎の「ミニランクル」風シルエットに、ネット上では多くの反響が寄せられています。
■謎の新型「ミニランクル」風シルエットに反響集まる!
トヨタ「ランドクルーザー」シリーズに、コンパクトな「ミニランクル」が加わる可能性が高まっていることに、ネット上では多くの反響が寄せられています。
トヨタは2021年12月に開催した「バッテリーEV戦略に関する説明会」で、「コンパクトクルーザーEV」を初公開しました。
加えて、2023年8月2日の「ランドクルーザー250」と「ランドクルーザー70」の発表会では、コンパクトクルーザーEVと見られる車両のシルエットが映像に登場したことで、その可能性がさらに強まったといえます。
ランドクルーザーシリーズは1951年に初登場し、長年にわたって「どこへでも行き、生きて帰る」というコンセプトのもと、信頼性や耐久性、悪路走破性で高い評価を得ています。
シリーズは大きく3つのラインナップで構成されており、最新技術を駆使する「ステーションワゴン(300シリーズ)」と高耐久性の「ヘビーデューティ(70シリーズ)」、そして快適性と走破性を兼ね備えた「ライトデューティ(プラド/250シリーズ)」です。
発表会の映像には、ランドクルーザー250や70とは異なる2つのシルエットが見られ、特に小型SUVのシルエットがコンパクトクルーザーEVと似ていると話題になりました。
このモデルは都市部の若者をターゲットにしたアウトドア向けのEVで、トヨタの四駆の伝統を受け継ぎつつ、フランスのデザインチーム「ED2」によってデザインされています。
角張ったシルエットは、かつての「FJクルーザー」や初代ランドクルーザーを彷彿とさせ、オフロード感を強調するデザインが特徴です。
また、2023年にはトヨタが「ランドホッパー」や「ランドスケープ」、「ランドクルーザーFJ」といった名称を商標登録出願しており、これらの名称のいずれかでコンパクトクルーザーEVが登場する可能性が示唆されています。
実際に2023年10月に開催された「TOYOTA JMS PROLOGUE」では前2輪、後2輪の電動モビリティではランドホッパーが初公開され、同時期に開催された「ジャパンモビリティショー2023」では、大きなSUVのシルエットが「ランドクルーザーSe」ということが明かされています。
しかし、ランドスケープやランドクルーザーFJに関する情報は、未だに明らかになっていません。
これらから、コンパクトクルーザーEVがこれらの名称で登場する可能性は依然として高いとされています。
なお、ランドクルーザー250と70の発表会では、「時代に合わせた新モデルの開発は必要不可欠」と言及されました。
現在、コンパクトなクロスカントリーSUVの市場はスズキ「ジムニーシリーズ」が独占しているため、ミニランクルが登場すれば新たな市場の開拓に挑む意欲的なモデルとなるでしょう。
そんな今後の動向が注目されているミニランクルの登場に、ネット上では「ランクル250を見る機会が増えてきたけどかなり大きいし、日本の道路事情にはミニランクルくらいでちょうど良いサイズなのでは」「ミニランクル出すなら5ナンバー枠を希望します」「ランクル300を無くして、あとはこのミニランクルと大量生産モデルの250でいいんじゃない」など、ミニランクルの登場を期待する声が多く集まっています。
また「コンパクトクルーザーEVがコンセプトで出ているけど、ミニランクルが市販化する時はエンジンがいいな」「EVじゃなくてディーゼルエンジン求む!」「コンパクトモデルだと、直列3気筒エンジンになるのかな?」など、EVではなくガソリンモデルやディーゼルモデルを希望する声も。
一方で「コンパクトなクロスカントリーSUVってことは『ジムニー』がライバルになるのかな」「他社でも今、軽でタフな感じのクルマが結構出しているし需要ありそうだね」など、昨今の軽SUVブームと照らし合わせる意見も見られました。