日産のオーストリア法人は2024年8月5日、新型「タウンスター エヴァリア ステーションワゴン」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■日産の新型「“ラージ”ミニバン」!?
日産のオーストリア法人は2024年8月5日、LCV(ライト・コマーシャル・ビークル=小型商用車)「タウンスター」のロングボディ乗用仕様「タウンスター エヴァリア ステーションワゴン」を発表しました。
タウンスターは、日産が欧州で展開しているLCVで、ルノー「カングー」の兄弟車にあたります。2021年に「NV250」の後継モデルとして欧州市場に投入されました。
ボディはショートとロングの2種類があり、今回発表されたタウンスター エヴァリア ステーションワゴンは、ロングボディをベースに最大3列7人乗りとした乗用ミニバン仕様となります。
ボディサイズは全長4911mm×全幅1859mm×全高1869mm、ホイールベース3100mm。トヨタの高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」と同じくらいのサイズ感です。
ただ押し出し感はなく、ファミリーユースを想定しながら、質実剛健な設計となっています。
シート配置は2-3(5人乗り)または2-3-2(7人乗り)。セカンドシートは6:4分割可倒式となっており、サードシートも含めて前後スライドのほか、取り外すことが可能です。
ラゲッジスペースは通常時で500リッター、助手席と後席すべてを畳むと最大3750リッター、奥行(長さ)は3.5mとなります。
パワーユニットは最高出力130hp・最大トルク240Nmを発生する1.3リッターガソリンエンジン。ギアボックスは6速MTで、今秋に7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が追加設定される予定です。
ボディカラーはホワイト、ブラック、ライトグレー、ダークグレー、シルバー、ブラウンの全7色が用意されています。
価格は5人乗りが3万8750ユーロ(約630万円)から、7人乗りが3万9570ユーロ(約650万円)からとなります。
近日中にEVモデルも登場します。EVは最高出力90kW(120hp)・最大トルク245Nmのモーターを搭載。バッテリー容量は45kWhで、航続距離は279kmとなります。