リンカーンは、新たな2025年型の「ナビゲーター」を公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■リンカーン新型「ナビゲーター」公開
リンカーンは、2025年モデルの新型「ナビゲーター」を公開しました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
ナビゲーターは、アメリカの自動車メーカーであるフォードが製造し、高級車ブランド「リンカーン」で販売しているフルサイズSUV。
初代モデルは1997年に登場。2001年には、アメリカの大型SUV市場の4割をナビゲーターが占めたほどの大人気車となっています。
2度のフルモデルチェンジを経て、3代目モデルからは日本国内でも正規の販売が開始。
2017年には現行モデルである4代目が登場して現在に至りますが、同モデルは日本では販売されていません。
今回発表された2025年型ナビゲーターは、フルモデルチェンジではなく、4代目モデルの大幅改良です。
まず注目点は、48インチのパノラマディスプレイです。ドライバーの視線の高さにちょうどいい位置にあるディスプレイは、Googleアシスタントと連動し、気候、ナビゲーション、音楽を操作・表示することができます。
駐車状態のときにはビデオやゲームアプリを表示する、パノモードも搭載。さらに、家族で利用する際などに複数のドライバーを登録しておくことができ、その人のお気に入りのアプリやシート、ミラー、ハンドルの位置などを記憶し、最適な状態に自動設定される機能もついています。
第2の注目点は、リラックス機能。駐車中にタッチスクリーンをタップすると、運転席が後方にリクライニングし、わずかに温まってマッサージを開始します。
ハンドルが上に移動して広い空間を確保し、リラックス効果のある映像とサウンドが流れ、5分から10分程度のリラクゼーションタイムを過ごすことが可能です。
エクステリアは、垂直に取り付けられた一体型ライトバーのあるグリルが特徴的。ライトバーとテールランプは車両が近づくと、中央から外側に向かって順番に点灯します。
従来のナビゲーターは22インチのホイールが標準でしたが、新型ナビゲーターでは初めて24インチの高光沢エボニーまたはラスターニッケルのアルミホイールが選択可能になりました。
インテリアは、先述したリラックス機能を活かすことを意識したデザインとなっており、落ち着きのある車内空間をつくりあげています。
シートに高級レザーを使用し、癒し効果のある木製トリム、クリスタル風のボリュームノブなどを使用しているのも、リラックス機能を活かすデザインのひとつです。
すべてのグレードで最前列シートにヒーターやマッサージ機能が備わっており、運転席だけでなく助手席に乗る人も快適に過ごせます。
パワートレインは、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力440馬力・最大トルク691Nmを発生します。
先進安全装備として、リンカーンブルークルーズを標準装備。
道が空いているときにウィンカーを操作するだけで自動的に車線変更する機能などがついています。
ボディカラーや価格などの詳細はまだ未発表で、2025年春に発売予定です。