台風10号が日本列島に上陸する予想です。各地の交通インフラでは運休・欠航・通行止めの可能性が出てきました。
■台風10号が日本列島に接近…週明けには上陸か
2024年8月27日、28日に台風10号が日本列島に上陸する可能性があり、各地の交通インフラでは運休・欠航・通行止めの可能性が出てきました。
台風で記憶に新しいものでいれば、台風7号が千葉県沖に接近したことが挙げられます。
この際は、数日前から関東圏の鉄道各社が計画運休を発表。さらに各航空会社も運休を相次いで発表していました。
さらには羽田空港では空港自体を封鎖するなどの対応も取られるなどの動きも。
その他、各地の道路では、NEXCO東日本、中日本や首都高、そして国土交通省が国道などの一部を通行止めにしています。
このように台風がくることが予想されていると、様々な交通インフラに影響が出てくるのです。
今回の台風に関して、8月23日18時時点ではJR西日本が「台風10号の接近に伴う、今後の運転計画および現在の運行状況について」、JR東海が「台風10号の接近に伴う列車の運転計画等について」という案内を公式サイトで公開しています。
また高速道路では、NEXCO東日本が「東日本の広い範囲で台風10号による大雨・強風の影響にご注意ください」と題して以下のような案内を8月23日16時に出しています。
「台風10号は、来週前半に強い勢力で本州に接近する予報が出ています。
今後の進路によっては東日本の広い範囲の高速道路で通行止めなどの影響が生じる可能性があります。
また、24日(土)から前線の影響による局地的な大雨・強風により、高速道路に影響が生じる可能性があります。
最新の気象予報・道路交通情報にご注意ください」
また23日20時には国土交通省近畿地方整備局、NEXCO西日本の関西支社、NEXCO中日本の名古屋支社・金沢支社、本州四国連絡高速道路、阪神高速道路が共同発表を実施。
台風10号の影響による福井県及び近畿地方の高速道路及び直轄国道における通行止めの可能性について、次のように呼びかけています。
「令和6年8月27日~28日にかけて、台風10号に伴う大雨、強風、越波等により福井県及び近畿地方の高速道路及び直轄国道で通行止めになる可能性があります。
通行止めを実施する場合は別途お知らせします。ドライバーの方々におかれましては、お出かけ前に道路情報を確認していただくとともに、必要に応じて運行計画の変更をお願いいたします」
※ ※ ※
23日時点で台風10号は、27日に四国、そして続いて関西に上陸すると予想されています。
その後、28日には中部、関東に進路を進めるとされ、日本全体に大きな影響が出る可能性があります。
基本的には、台風の接近に備えをするほか、不要な外出は控えることが望ましいです。
それでも外出する場合には、最新の台風進路情報や、各交通情報を確認しておきましょう。
もし台風の際にクルマを運転していた場合、まずは強風による影響でハンドル操作がしづらくなること、そして大雨による視界不良が考えられることを覚えておきましょう。
また、大雨による影響で道路が冠水している場合は過信せずに迂回するのが望ましいです。
8月20日には東京23区にゲリラ豪雨が発生し、市ヶ谷や麻布十番、品川など各地の道路が冠水。
この際には、冠水路に突入して浮いてしまっていたタクシーの映像が話題となっていたこともあり、冠水の怖さが改めて世に知れ渡りました。
その他、自宅にクルマを駐めていたとしても強風により飛来した物で破損するという物損も考えられます。
こうした台風による被害は、加入している自動車保険(車両保険)で補償できることもあり、万が一に備えて内容を確認しておくことも大切です。