ホンダは、新たにSUVテイストを備えた軽自動車として、新型「N-BOX JOY(エヌボックス ジョイ)」を追加すると予告しました。一体どのようなモデルとなるのでしょうか。
■ホンダの新型「軽SUV」が見えた!
2024年8月22日、ホンダは軽自動車のラインナップに新型「N-BOX JOY(エヌボックス ジョイ)」を追加すると予告しました。
同車は、ホンダの展開する軽ハイトワゴン「N-BOX」の派生車で、SUV風のモデルになるといいます。
N-BOXシリーズは、初代モデルが2011年に誕生しました。
背の高いキャビンと後席スライドドアを組み合わせたことで、従来の軽自動車のイメージを覆す快適な室内空間を実現。
その使い勝手の良さ高くが評価され、軽自動車の年間販売台数において2015年から2023年まで9年連続で首位になるなど、現在も続く人気のモデルとなっています。
現行N-BOXは、2023年10月に登場した3代目で、歴代モデルの特徴だった広い車内空間や視認性を維持しつつ、よりシンプルなデザインに進化。
また、ホンダ独自の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備としたほか、車内外通信システム「Honda CONNECT」がホンダの軽自動車として初搭載となりました。
そんなN-BOXには、標準タイプの「N-BOX」にくわえて、エアロパーツなど装備を充実させた上級タイプの「N-BOX カスタム」が存在しますが、今回追加が予告された新型N-BOX ジョイはこれらに続く第3のタイプ。
その全貌は現状まだ不明な点が多いものの、デザインや内外装の一部については先行サイトで公開されており、垣間見ることが可能です。
まずインテリアでは、お洒落かつ汚れの目立たない「チェック柄」がシートに採用され、さらに独自のシートアレンジによって後席を倒し、フロア後端までフラットな空間とするなど、まるで自分の部屋のようにリラックスできる車内スペースが創出されています。
これについてホンダは「広い室内空間を最大限に活用し、クルマがまるごとくつろぎの場所となり、クルマを使う人がもっと自分らしく、毎日が心躍る時間を過ごせる空間となることを目指した」と説明。
またエクステリアについては、リアバンパーとテールゲートの一部が公開され、SUV風モデルらしい艶消しブラックのバンパーや、縁をブラックアウトしたテールレンズが確認できます。
そしてボディカラーには、ベージュのアースカラーを採用。純正アクセサリーにはフロントグリルに「H」マークではなく「HONDA」ロゴを配したものを用意するなど、かつてなくアクティブな雰囲気を備える、SUVテイストのN-BOXとなることは間違いないようです。
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SUVブームの続く近年では、軽スーパーハイトワゴンにおいてもアクティブな仕様のモデルが人気を集めつつあり、三菱「デリカミニ」やスズキ「スペーシア ギア」、ダイハツ「タント ファンクロス」など、競合他社からもSUVテイストを加えたアウトドアモデルが次々と登場しています。
新型N-BOX ジョイは、ホンダとしては初の軽SUVスーパーハイトワゴンとなりますが、N-BOXシリーズの地位を盤石とするべく、ライバルの動向を見据えた徹底的な開発が行われていると見られ、2024年秋の発売までのさらなる情報公開に期待が高まります。