ダイハツが、かつてインドネシアのモーターショーで展示していた謎の小型ミニバンに、ネット上では多くの反響が集まっています。
■謎の小型バン「VIZION-F」に反響集まる!
ダイハツのインドネシア法人、アストラ・ダイハツ・モーターは2023年8月に開催された「GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023」に、小型バン「VIZION-F」を展示していました。
その個性的なデザインに、ネット上から多くの反響が寄せられています。
VIZION-Fの車名は「Vision(ビジョン)」「Zero Emission(ゼロエミッション)」「Futuristic(未来的)」「Functional(機能的)」、および「Fun & Friendly(楽しく、親しみやすい)」の頭文字から取られ、ビジネスやプライベート、地域活動に幅広く対応できる環境に優しいクルマを目指しています。
同車はダイハツのインドネシア法人であるADM R&Dが設計・製作した電気自動車(EV)で、小型商用車「グランマックス バン」をベースに電動化されたプラットフォームを使用しています。
VIZION-Fは多様な用途に対応するため、緊急時に電力を供給するレスキューユニット、発電機不要のフードトラックやキャンピングカー、公用車としての利用が見込まれています。
エクステリアはシルバーとグレーを基調に、エレクトリックイエローのアクセントが特徴的で、EVらしい未来的なデザイン。
フロント部分に配された横一線のヘッドライトと、ディスプレイとして文字や情報を表示できるデジタルレイヤー機能を持つロアグリルが特徴的です。
また、リアドアにもデジタルレイヤーが採用され、クオーターウインドウが塞がれた滑らかなデザインとなっているほか、ドアミラーは細くデザインされ、デジタル式が使用されていると考えられます。
一方インテリアは、ベース車両のグランマックスから大幅に変更され、8インチのデジタルメーターを中心に配置されたデジタルダッシュボードや、中央に配置された15.6インチのタッチスクリーンディスプレイが際立ちます。
パワートレインには、28kWhの大容量バッテリーと35kWのモーターが搭載されており、最高速度は100km/h、航続距離は約200kmとしています。
そんな今後のダイハツ車を予感させるVIZION-Fですが、ネット上では「無駄な装飾が無くて理想的ですね」「シームレスで現代的、モダンだなあ」「最近よく見る顔面ほぼグリルデザインじゃなくて好感もてる」など、近未来的なデザインが好評を得ているようです。
また「ロアグリルで文字表示できるってスゴイ!」「クルマ同士で会話できる日も近いのかなあ」「グリルに広告表示とかして、新たなビジネスが生まれそう」など、デジタルレイヤーを取り入れたロアグリルの活用方法について考察する声も。
一方で「次期グランマックス?」「次期タウンエースのデザインはこういう方向性なのか?」など、OEM車のトヨタ「タウンエース」とともに次期型登場を期待するユーザーも見られました。