日産「エクストレイル」の新たな仕様として「N-TREK」がオーストラリアで発表されました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ワイルド仕様の新型「エクストレイル」とは?
日産のオーストラリア法人は2024年8月23日、新型「エクストレイル N-TREK(以下、N-TREK)」を発表しました。
同市場でエクストレイルが発売されてから20年以上経ちますが、現在でもミドルサイズSUVのなかで最も人気のあるモデルのひとつとして支持されています。
今回発表されたN-TREKは、充実した装備を備える「ST-L」グレードをベースとした新たなグレードで、よりタフなエクステリアを採用しました。
外観は、通常グレードはVモーショングリルがクローム仕上げなのに対し、N-TREKはダーク加飾で仕上げており、ドアミラーやルーフレール、ドアハンドルもブラックで統一するなど精悍なデザインを採用しています。
新たにフロントバンパー下部に組み込まれたLEDフォグランプや、自動雨滴感知フロントワイパー、リアドア内蔵サンシェードもN-TREKでは標準装備されています。
さらに、18インチのアロイホイールはブラックとシルバーを組み合わせたワイルドなデザインで、バンパーの下部にはガンメタ仕上げのパーツが装着されました。
内装は、12.3インチTFTアドバンスドドライブアシストメーターを新たに採用。必要な部分が見やすく表示され、快適なドライブを支援します。
加えて、10.8インチヘッドアップディスプレイや12.3インチタッチスクリーンディスプレイ、ワイヤレスApple CarPlayなどが新たに搭載されました。
シートには耐水性のある合成皮革が使用されており、サッと拭くことが可能。泥汚れや水濡れが気になるアウトドアレジャーでも、簡単な掃除で車内を美しく保つことができます。
ユーティリティでは、折りたたみ式2列目シートのほか、ラゲッジスペースには4つの固定フックや取り外し可能なトノカバーなど、機能的なアイテムも装備。
そのほか、12Vコンセントや、6スピーカーのオーディオシステム、バタフライオープニングセンターコンソール、8ウェイ電動調整式運転席、4ウェイ手動調整式助手席など基本的な装備が備わっており、フロントシートにはシートヒーターが付いています。
ボディカラーは、モノトーンが「ガンメタリック」「シャンパンシルバー」「アイボリーパール」「ダイヤモンドブラック」「セラミックグレー」の5色、ルーフをブラックに塗り分けた2トーンが「アイボリーパール」「シャンパンシルバー」「セラミックグレー」の3色で展開されます。
N-TREKでは、駆動方式は2WDと4WDが選択可能で、エンジンは2.5リッターガソリンを搭載。
1.5リッターVCターボと「e-POWER」を組み合わせたハイブリッド専用車の日本仕様とは異なるパワートレインを採用しています。
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オーストラリアでのN-TREKの価格は、2列シート5人乗りが4万7290豪ドルから(約464万円)、3列シート7人乗り(4WDのみ)が5万390豪ドル(約495万円)です。