2024年8月27日にアキュラは、2025年モデルとなる「RDX」の発売開始を発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■内外装がアップデートされた「RDX」2025年モデルとは?
2024年8月27日にホンダの海外向け高級車ブランドACURA(アキュラ)は、内外装にアップデートを加えた2025年モデルとなる「RDX」を発売したことを発表しました。
RDXは2列シート5人乗りのSUVとして、初代は2006年にデビュー。
20代または30代を狙ったエントリープレミアムクロスオーバーSUVとして、注目を集めました。
3代目となる現行モデルは2019年に発売され、現在はアキュラのミドルSUVとして存在しています。
ボディサイズは全長4760mm×全幅1900mm×全高1669mm、ホイールベースは2751mmと、米国市場向けのモデルらしいワイドな車体が特徴です。
エクステリアには、2025年モデルから新たに「フレームレス」ダイヤモンドペンタゴングリルとアグレッシブなメッシュグリルを採用。
くわえてアドバンスパッケージを備えたRDXには、専用の外装トリムと新デザインとなるベルリナブラックマシン仕上げの19インチホイール、A-Specにはアグレッシブなブラックアウト外装と、新しい20インチホイール、そしてA-Specバッジを装備するなど、より個性的かつスポーティな印象が与えられました。
また、ボディカラーにはソーラーシルバーメタリック、キャニオンリバーブルーメタリック、アーバングレーパールの3つの新色が設定され、コーディネートの幅が広げられたのも大きな魅力です。
インテリアにも改良が施されており、センターコンソールを再設計することで、収納スペースの拡大や、カップホルダーの大型化、ワイヤレススマートフォン充電器へのアクセスの容易化など、室内全体の利便性を向上させています。
さらに、標準装備の10.2インチHDセンターディスプレイには、ワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Autoが標準装備となるほか、アドバンスパッケージとA-Specアドバンスパッケージには、フルレザーのインテリアやアンビエントライトが装備されるなど、機能性と質感の進化が図られています。
そのほかボディには、衝突時の自己保護性能と、相手車両への攻撃性低減を両立する独自のACEボディ構造を採用したり、アキュラブランド独自の先進運転支援システム「Acura Watch」を全モデルに標準装備するなど、安全性も考慮されています。
パワートレインは最大出力272馬力・最大トルク280lb-ftを発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、トランスミッションは10速ATを搭載。
駆動方式は駆動力をリアの左右にある、一対の電磁クラッチで自在に制御する4輪駆動「SH-4WD」を採用しています。
グレードは標準モデルのほか、テクノロジーパッケージ、A-Spec、アドバンスパッケージ、A-Specアドバンスパッケージの5つを設定。
なお、価格は4万4700ドル(約645万2800円)から5万4450ドル(約786万300円)です。