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日産の新型「“R36”GT-R」まもなく登場! 旧車デザイン×「4.1リッター“V6”」搭載! 1000馬力発揮でめちゃ楽しそうな「“新”和製スーパーカー」開発進捗状況を報告

くるまのニュース 2024年9月2日 12時10分

日産が世界に誇る高性能ロードカー「GT-R(R35型)」。次期「R36」への期待が高まっている中で、Artisan Vehicle Designなる会社が2023年12月、「R36」と称したレンダリング画像を再現し、全世界36台限定で販売することを発表しました。約8ヶ月が経過した現在、製作は着々と進んでいるようです。

■アルティザン・ビークル・デザインが投稿した「R36」ってどんなクルマ?

 日産が世界に誇る高性能ロードカー「GT-R(R35型)」。2007年のデビュー以来、年を追うごとに進化を続け、性能に磨きをかけてきました。

 集大成として登場した2024年モデル(価格1375万円から)は注文台数が予定販売数量に達したためオーダーストップしましたが、R35自体は発売から17年が経過し、次期「R36」への期待が高まっています。

 そうした中、イギリスのロンドンに拠点を置くArtisan Vehicle Design(アルティザン・ビークル・デザイン)なる会社が2023年12月、通称「R36」と称したレンダリング画像をインスタグラムに投稿。

 全世界36台限定で販売することを発表し、大きな反響を呼びました。

 デザイン元は、独立系デザイナーのRoman Miah氏が描いた「日産GT-R ビジョン スカイライン コンセプト」。

 GT-Rの将来であるR36を見据え、長年愛されてきたスカイラインのデザインを日本的なスタイリングで再現したものです。

 アルティザン・ビークル・デザインが発表したGT-Rについて現在判明していることを挙げていくと、まずエクステリアは日産GT-R(R35型)のボディパネルをすべて取り外し、フルオリジナルのカーボンファイバー製パネルで製作されていること。

 全体的なシルエットは日産GT-Rをベースとしているものの、横長のヘッドライトやバンパーを始めとするフロントフェイスは日産「スカイラインGT-R」(R34)に類似した、ごつごつしたデザインであること。

 インテリアには、イタリアのハイテク高級素材であるアルカンターラとアルミニウムが使用されている、豪華なデザインとなっていること。

 パワートレインは「トラックパッケージ」と「アルティメットパッケージ」の2種類が用意されていることが挙げられます。

 トラックパッケージには、ベースである日産GT-Rの3.8リッターV型6気筒VR38型ツインターボエンジンを搭載し、冷却装置や吸気口、燃料ポンプをアップグレードすることで、ベース車よりも250馬力高い最大出力800馬力を発生するとの発表。

 アルティメットパッケージには、上記のエンジンにさらなるチューニングを施して 4.1リッターにするほか、大型ローラーベアリングターボ、専用設計のトランスミッションが装備され、ベース車よりも450馬力高い最大出力1000馬力を発生するとされています。

 アルティメットパッケージにはそのほかに、ドイツのダンパーメーカーとしてはトップといわれるビルシュタイン製のサスペンションと、世界中のモータースポーツチームから支持されている、イギリスのアルコン製ビッグブレーキパッケージを採用しているのも特長です。

 この日産GT-R ビジョン スカイライン コンセプトの生産は、ドイツのハノーバーにある工場に、ベース車の日産GT-Rを持ち込んだうえで現在進められています。

 最新のインスタグラム投稿によると、現時点でカーボン製のドア、サイドシル(敷居)、フロントウィングが取り付けられてあり、画像が公開済みです。

 近日中にリアクォーターパネルが取りつけられ、その後フロントバンパー、ヘッドライト、フード、ボンネットが取りつけられる予定だと説明されています。

 アルティザンの公式サイトにアクセスすれば、このクルマについての問い合わせも可能です。
アルティザンのR36 GT-Rは、日産の公式モデルではありませんが、GT-Rに現在乗っている、もしくは憧れのあるユーザーからすると、見逃せないニュースではないでしょうか。

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