2024年8月23日、ホンダのタイ法人はイベント「BIG MOTOR SALE 2024」に出展し、コンパクトSUV「WR-V」を公開します。日本の新型WR-Vとは大きく異なるデザインを持ったまったく別のクルマです。
■「日本とはベツモノ」の「WR-V」とは!?
ホンダのタイ法人は2024年8月23日、バンコク国際貿易展示センター(BITEC)で同日から9月1日まで開催のイベント「BIG MOTOR SALE 2024」に出展しました。
会場では「WR-V」が実車展示されましたが、日本で2024年春に発売開始したモデルとはデザインがまったく異なるようです。どのようなクルマなのでしょうか。
新型コンパクトSUVのWR-Vといえば、2023年にインドで初公開されたグローバルモデル「エレベート」の日本仕様です。
200万円台の低価格設定や、SUVらしいスクエアなフォルムによるタフな雰囲気などが特徴で、ミドルクラスの「ZR-V」やコンパクトクラスの「ヴェゼル」とは異なる個性を持ったモデルです。
しかしタイで展開されるWR-Vはまったく別のクルマで、異なる成り立ちを経て誕生しています。
初代が2016年にブラジルで初公開され、翌年より発売を開始。2022年11月に現行型となる2代目が世界初公開され、タイやインドネシアなど世界各国で発売を開始しています。
タイ版の“2代目”WR-Vのボディサイズは、全長4060mm×全幅1780mm×全高1608mm、ホイールベース2481mm。
日本の新型WR-Vは、全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm、ホイールベース2650mmなので、タイ版はさらに小さなクルマであることが数値の上からも明白です。
外観はシャープな造形のスポーティなフォルム。スポーティかつプレミアムな「RS」仕様も設定されます。
内装もモダンなインテリアデザインです。
オートエアコン、本革シートなどを備え、ドライバーと同乗者が快適な空間で過ごすことが出来る、もはや「小さな高級車」と呼べる仕様となっています。
パワートレインは、最高出力121馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッターDOHC i-VTECエンジンを搭載し、CVTと組み合わされます。
タイにおけるWR-Vの販売価格は、79万9000バーツ(約339万円)からです。