トヨタの人気ミニバンとして、コンパクトな「シエンタ」があります。シエンタではインテリアの仕立てにもこだわっているようですが、どのような内装なのでしょうか。
■リビングみたいな室内にソファシート搭載!?
“トヨタ最小ミニバン”として人気を誇るのが「シエンタ」です。
現行シエンタは2022年8月にフルモデルチェンジした3代目。ボディサイズは、先代とほぼ同じ全長4260mm×全幅1695mm×全高1695-1715mmと、取り回しがしやすい5ナンバーサイズを維持しました。
コンパクトなボディに両側スライドドアを備え、2列シート5人乗りまたは3列シート7人乗りが用意されます。
パワートレインは、1.5リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドが用意され、駆動方式は2WD。ハブリット車には4WD（E-Four）も設定されます。
また、それぞれに「Z」「G」「X」グレードがラインナップされて、装備や機能など多彩なバリエーションから選択可能です。
シエンタの外観デザインには丸みのある「シカクマルシルエット」が取り入れられ、愛嬌のあるスタイリングが特徴。
このシカクマルは内装にも採用されており、ドアポケットやレジスター、メーターなどもシカクマルのフォルムに統一しています。
居心地の良さがシエンタの内装の特徴のひとつとなっていますが、それを可能にしているのが、まるでソファのようなシートです。
シートにはメランジファブリック（霜降り糸風）のモダンな素材が用いられ、リビングのようにくつろげる空間を実現。
上級グレードでは、消臭・撥水撥油機能付のファブリックシートが採用されるなど、ファミリーやレジャーでの多様な使い方に対応しています。
なお、このファブリックはインパネ部分にも用いられており、シートとのコーディネートが楽しめます。
ユーザーの声として、「シートも分厚くて振動も感じにくくて快適です」「シートがやや固めのソファっぽい生地で座り心地が良い」などが挙がっており、ソファのようなシートは好評となっています。
また、「子育てしている身としては、撥水撥油シートかなり助かっています」といった声が聞かれるなど、汚れを拭き取れるシートはファミリー層に重宝されているようです。
※ ※ ※
そんなシエンタは、現行モデル初の一部改良が2024年5月におこなわれ、ボディカラーのラインナップが変更されました。
モノトーンカラーに「プラチナホワイトパールマイカ」が新たに追加され、「ブラック」「ダークグレー」「ベージュ」「スカーレットメタリック」「グレイッシュブルー」「アーバンカーキ」の全7色を用意。
ボディとルーフを塗り分けた2トーンカラーでは、「スカーレットメタリック×ダークグレールーフ」の2トーン仕様のほか、アウトドアにマッチする、「アーバンカーキ」のボディと「ダークグレー」のルーフを組み合わせた新色が選べるようになりました。
機能面では、10.5インチディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応）Plusやパノラミックビューモニター、スマートエントリー（運転席・助手席・バックドア／アンサーバック機能付）＆スタートシステムなど人気のメーカーオプションが、グレードによって標準装備となっています。