関東マツダは9月14日から3日間、中原店(川崎市中原区)で「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept(マツダ スピリットレーシング 3 コンセプト)」を展示します。どのようなモデルなのでしょうか。
■2.5リッターエンジン搭載の「MAZDA3」川崎に登場
東京都・埼玉県・神奈川県・群馬県でマツダの販売店を運営する関東マツダは、2024年9月14日から16日まで、中原店(川崎市中原区)でコンセプトカーの「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept(マツダ スピリットレーシング 3 コンセプト)」を展示します。
一体どのようなモデルなのでしょうか。
マツダ スピリットレーシング 3 コンセプトは「MAZDA3」をベースに、マツダのモータースポーツ部門「マツダスピリットレーシング」がカスタムを施したコンセプトカーです。
ベースのMAZDA3は2003年に登場したマツダの世界戦略車です。日本では当初「アクセラ」として発売されました。現行型は4代目で2019年に登場しています。
現行型ではアクセラの名称が廃止され、グローバルの車名であるMAZDA3に統一。新世代のマツダ商品の第一弾モデルとして、上質化を図っています。
ラインナップは5ドアハッチバックボディの「ファストバック」に加え、4ドアセダンの「MAZDA3 セダン」も設定。
パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンのほか、2リッターマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV G 2.0」「e-SKYACTIV X 2.0」、そして1.8リッターディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 1.8」の4タイプを用意します。
2024年1月、マツダはカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」でマツダ スピリットレーシング 3 コンセプトを初公開しました。
初公開時は「日常では上質な乗り味とし、サーキットではより意のままに操れるクルマの実現を目指した、『街中からサーキットまで楽しく走れるクルマ』」と説明しています。
MAZDA3のもつ上質さなどはそのままに、「マツダスピリットレーシング」ブランドがスーパー耐久レース活動への参加を通し培った足回りやエアロダイナミクスのノウハウを内外装に反映しています。
エクステリアでは、専用フロントバンパーやサイドスカート、リアバンパー、大型ウイングを装着。特にフロントとリアバンパーはブラックグレーカラーのスプリッター形状とし、空力性能の追求とレーシングカーのような迫力を表現。
足元はブラックのレイズ製「TE37 SAGA」6本スポーク8.5Jホイールに、レッドのブレーキキャリパーを備え、スポーティに引き締められています。
ボディにはアクセントとして、ボンネットからルーフにかけてストライプをあしらい、フロントバンパー下部中央、ドアミラーにはレッドのラインを施すなど、通常モデルとは差別化を図った専用エクステリアとしています。
なお、これ以外の詳細なスペックなどは発表されていませんが、東京オートサロン2024会場では、ベース車に設定のない2.5リッターターボエンジンが搭載されていることが判明し、パワートレインも通常モデルより大幅なパワーアップが図られているようです。
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今回、中原店ではマツダ スピリットレーシング 3 コンセプトとともに「ロードスター」をベースにした「マツダスピリットレーシング RSコンセプト」も同時に展示。
いずれのモデルともに市販化を目指しているとされ、登場に大いに期待が高まっています。