ダイハツの軽ワゴン「ミライース」が一部改良し、安全性が向上しました。同時に価格改定も実施されますが、エントリーグレードは100万円以下を維持しています。
■「最廉価グレード」廃止し、全車「スマートアシスト」搭載へ
ダイハツの軽ワゴン「ミライース」の改良モデルが2024年10月1日に発売されます。
ミライースが発売された2011年は環境意識や低価格志向が高まっており、時代に配慮した環境に良く気軽に乗れる「第3のエコカー」をコンセプトに開発されました。
現行モデルは2017年に登場した2代目。エクステリアはクセのない親しみやすいデザインで、丸みがあり立体的なボディとし、全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mm-1510mmというコンパクトなサイズでありながら、室内は広く確保しています。
使い勝手の良さもミライースの特徴のひとつ。樹脂バックドアを採用することで軽くしたり、手が届きやすいようハンドルを設定したりと、小柄な人でもバックドアが開け閉めしやすいような工夫を施しました。
また、スイッチ式バックドアオープナーをダイハツは軽自動車で初めて採用しており、バックドアの快適な使い心地にこだわりました。
パワートレインは、660ccの3気筒自然吸気エンジンとCVTを搭載し、駆動方式は2WDと4WDが選べます。
今回のミライースの改良では、車両後方コーナーセンサーを追加し後退時車両後方確認性を向上させたほか、全車に予防安全機能「スマートアシスト」が標準装備されるなど、安全性能を高めています。
グレード体系の変更もおこなわれ、スマートアシスト非搭載だったエントリーグレード「B」が廃止されました。
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ミライースの価格(消費税込)は99万2200円から144万6500円です。
原材料価格、エネルギーや物流などの関連費用の高騰を踏まえ、一部改良に合わせて価格の改定もおこなわれたのですが、エントリーグレードは100万円以下で購入可能。
国産乗用車として“最も安い価格”を維持しています。