兵庫県西部の臨海エリアで計画中である「播磨臨海地域道路」に、反響の声が集まっています。一体どのようなルートで、どのような声が上がっているのでしょうか。
■工業地帯を貫く「新東西軸」
兵庫県の明石・姫路エリアで、臨海部の新たな東西軸となる高規格道路「播磨臨海地域道路」の計画が進んでいます。
開通すればどう便利になるのでしょうか。また話はどこまで進んでいるのでしょうか。
播磨臨海地域道路は、明石市内で第二神明道路から分岐し、稲美町を経由し、臨海部に出て姫路市広畑まで達する、約32kmの道路です。4車線で設計速度は80km/h、信号待ち無くノンストップで明石~姫路を移動することができます。
姫路市内では、北へ分岐して姫路JCTで直結。国道2号と播但道に直通しています。
このエリアでは、「加古川バイパス」や「姫路バイパス」が交通集中で渋滞が激しく、さらに臨海部から遠いという課題があります。南側の国道250号もやはり、生活交通と混在し、信号待ちも頻繁で、混雑の激しい道路となっています。
そのため、加古川・姫路バイパスに代わる新たな「信号無し道路」には、長年の期待がかかっていました。
その播磨臨海地域道路が、いよいよ事業化目前になっています。2022年11月に概略ルートが最終決定し、都市計画決定と環境アセスメントの手続きが進行中。環境アセスメントも最後の「評価書」が取りまとめられようとしているところです。
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いよいよ本格着手間近となった播磨臨海地域道路に対し、コメントでは「一刻も早く完成させて」「加古川バイパスや姫路バイパス、毎日のように事故があるよね」「下道で東京から広島往復するのによく使うけどたびたび渋滞につかまる。早く事業化してほしい」「平日の加古川バイパスはホント使い物にならん」など、新道路に期待する声が見られます。
また「広畑から先へ伸ばしてほしい」「広畑で終わりって中途半端だな」という意見や、「生きてる間に完成するんだろうか」という声もありました。