中国の新興EVメーカー・合衆新能源汽車(Hozon New Energy Automobile)が手がけるEVブランド・NETAのコンパクトSUV「NETA AYA」が日本で初公開されました。
■コンパクトSUV「NETA AYA」が日本初公開!
2024年9月4日から6日まで千葉県美浜区の幕張メッセで開催された「オートモーティブワールド」で、中国の新興電気自動車(EV)メーカー・合衆新能源汽車(Hozon New Energy Automobile)が手がけるEVブランド「NETA」のコンパクトSUV「NETA AYA」が日本で初公開されました。
クルマの製造や自動運転など最新の技術展示などを行うオートモーティブワールドは毎年1月に東京ビッグサイトで開催されているですが、9月にはオートモーティブワールド秋と題して開催しており、今回が第3回となります。
そして今回のイベント内に、タイやマレーシア、ブラジルやインドネシアといった新興国でシェアを拡大中のHozon New Energy Automobileが手がけるEVブランド・NETAのEVが展示されました。
NETAは現在「GT」「S」「U」「V」という4つのEVを展開しています。
GTは2ドアスポーツクーペモデルで、Sはクーペライクの流麗な4ドアセダン。
UはミドルサイズのSUVモデル、VはコンパクトカーサイズのSUVという位置づけです。
今回はVを日本向けにNETA AYAと改名し登場しました。
ボディサイズは全長4070mm×全幅1690mm×全高1540mm、ホイールベースは2420mm、最低地上高120mm、車両重量1180kgの5人乗りモデルです。
エクステリアには、イルカをモチーフにしたデザインが施され、どこか可愛らしいスタイリングを見せます。
コンパクトクラスのクロスオーバーSUVスタイルとあり、キャビン部分は背の高いデザインになり、リアビューはスポーティな印象を持っています。
インテリアに目を向けると、ツインスポークタイプのステアリングが用意され、目の前には横長12.3インチのデジタルインストルメントパネルが、走行に必要な情報を表示してくれます。
さらに14.6インチの縦型の大型セントラルコントロールスクリーンで、各種設定や温度調整など他のコントロールを行うことが可能です。
また、シートもレザー調のしつらえになっており高級感を演出。
クロスオーバーSUVスタイルをとることでラゲッジスペースも大きく取られ、多くの荷物を積めます。
パワートレインは、最高出力70kW・最大トルク150NmのモーターをFWDで駆動しており、満充電での走行距離(NEDCモード)は401km、最高速度は101km/hというスペックになっています。
バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、容量は40.7kWhです。
給電に関しては、普通充電で6時間から8時間で満充電になるほか、急速充電にも対応しており、30%から80%まで30分でチャージできるといいます。
なお、展示車両は欧州基準のコネクターになっていましたが、日本仕様のCHAdeMOにも対応していくそうです。
そのほか、ABS+EBD、ブレーキアシスト、横滑り制御や走行制御、坂道発進やヒルディセントコントロール、各種センサーなど、国産車と同等の安全装備を装着しているのも特徴です。
今回、展示を行っていたのはアパテックモーターズという会社で、ファブレスメーカー製の普及型EVの日本展開を事業としています。
担当者によると「まずはBtoBでの販売を目指し、法人の営業車などを目標に国内に向けて展開を行っていきたい」とのこと。
価格は399万円(税抜)となり、そこに補助金などが受けられれば安く手に入るかもしれません。
そんなNETA AYAの今後の展開に注目です。