国土交通省 横浜国道事務所は2024年9月9日、台風による土砂崩れで通行止めとなっていた国道246号について、午前6時に通行止めを解除したと発表しました。
■10日で土砂災害復旧
国土交通省 横浜国道事務所は2024年9月9日、国道246号「新善波トンネル」で8月30日に発生した土砂災害による通行止めについて、午前6時に解除したと発表しました。
国道246号は、神奈川県の中央を横断し、静岡方面へつなぐ道路です。国道1号線とともに、一般道として非常に重要な東西軸を担っています。
特に厚木から松田エリアにかけては、東名や新東名を除くとこの246号しかないといった状態であり、交通量も多いエリアとなっています。
8月30日、台風10号が接近し、神奈川県西部で大雨をもたらしました。各地で道路の冠水などが発生するなか、7時10分頃、246号の伊勢原市～秦野市境にある新善波トンネルの厚木側で、法面の土砂崩れが発生。
2台のクルマが巻き込まれましたが、乗っていた人はすぐに避難し、ケガ人などはいませんでした。
これにより、新善波トンネルは同日の8時から通行止めとなり、11時から応急復旧工事が開始されました。
工事はトンネル坑口部からの湧水などで手間取った部分はあったものの、連日は天候もよく24時間体制で施工が進んだことから、発災からわずか10日で通行止め解除されることとなりました。
同事務所は「本日通行止めが解除できたことは、皆様のご理解ご協力及び関係機関・応急復旧工事に従事いただいた皆様のご協力のたまものです。ありがとうございました」としています。
なお、今回は応急復旧工事として暫定的に開通したもので、今後は抜本的な本復旧工事が開始される予定です。
このため、今後一定の雨量が観測された場合は再び全面通行止めの可能性があるとアナウンスしています。