ホンダのインドネシア法人は、「GAIKINDOインドネシア国際オートショー スラバヤ2024」に出展し、新型コンパクトSUV「e:N1(イーエヌワン)」を特別展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■グリルレス顔がカッコイイ! ホンダ新型「e:N1」
ホンダのインドネシア法人は2024年8月28日から5日間、同国第2の都市スラバヤで開催された「GAIKINDOインドネシア国際オートショー スラバヤ2024」に出展し、2025年に発売を予定しているフル電動の新型コンパクトSUV「e:N1(イーエヌワン)」を特別展示しました。
e:N1は、ホンダが中国で2022年に起ち上げたEV(電気自動車)専用サブブランド「e:N」シリーズの第1弾です。中国では「e:NS1」「e:NP1」の名で展開され、2023年には欧州で「e:Ny1」の名で販売、さらにタイでも生産、販売が始まりました。
インドネシアでは、ホンダ初の本格的な量産EV「Honda e」(2020年〜2024年)が導入されていなかったため、今回のe:N1がホンダ初の量産EVとなります。
ボディサイズは全長4380mm×全幅1790mm×全高1592mm、ホイールベース2607mm、最低地上高135mmです。モーターは前輪付近に搭載され(前輪駆動)、最高出力204ps、最大トルク310Nmを発生します。
フロアに搭載されるバッテリーの容量は68.8kWhで、一充電での走行距離は500kmとなっています。
エクステリアは、日本でも販売されているコンパクトSUV「ヴェゼル」(インドネシアでは「HR-V」)のデザインを踏襲し、フロントをグリルレスにしている点がe:N1の特徴です。
また、フロントの「H」マークが発光するほか、リアに従来のHマークに代わる新たな「Honda」エンブレムを採用し、e:Nシリーズの新たなアイデンティティーを表現しています。
コックピットはダッシュボード中央に設置される15.1インチ縦型ディスプレイが目をひきます。また運転席正面の計器盤には10.25インチディスプレイを、シフトギアはボタン式を採用するなど、デジタル感を強めています。
そのほか、ドライバーのわき見などの危険行為や眠気などを検知し安全運転を支援するドライバーモニタリングカメラ(DMC)を設定するなど、安心・快適でスマートな移動空間を提供します。
価格は未定。発売は2025年予定です。