スバルの中核を担うSUV「フォレスター」は、北米市場で最新の6代目が販売されています。ただ、日本をはじめ多くの地域ではまだ6代目が導入されておらず、5代目が継続販売中です。そんな5代目ですが、タイ市場では「フォレスター GTワイルド」というモデルが導入されています。どのようなモデルなのでしょうか。
■黒顔化で超カッコイイ! スバル「GTワイルド」
スバルの中核を担うSUV「フォレスター」は、北米市場で最新の6代目が販売されています。
ただ、日本をはじめ多くの地域ではまだ6代目が導入されておらず、5代目が継続販売中です。その5代目のグレードで、異彩を放っているのがタイ市場にラインナップされている「フォレスター GTワイルド」です。
フォレスターは1997年に初代モデルがデビューして以来、「どこにでも行ける、どこでも使える」という基本価値を継承し、グローバルで幅広いユーザーに支持されているSUVです。
5代目モデルは2018年に登場しました。そのグレードのひとつとしてタイ市場にラインナップされている GTワイルドは、ボディカラーをホワイトとする一方で、各所をブラックに統一することで、タフでラギッドな雰囲気を醸し出しています。
特に印象的なのはフロントマスクではないでしょうか。フロントマスクは、ブラックの部分が多く、バンパーは未塗装(素地)のように見えます。
ただ、実はそうではなく、バンパーコーナー部分のマットブラックはビニールステッカーによるもの。ホイールアーチモールディングの上側もよく見ると同様にデカール処理となっています。
またボンネット中央部にもブラックのデカールが貼られています。お手軽な割には、かなり印象が変わります。
ブラックのホイールはシルバーのビス付きで、タイヤはオールテレーン(全地形対応)タイプとなっており、オフロードイメージが強調されています。
なお、フロントスポイラー、サイドスカート、リアバンパーリップエクステンション、ルーフスポイラーが黒なのは、このGTワイルドだけ。ほかの「GT」系グレードはシルバーとなっています。
パワートレインは、他のグレードと同じで、最高出力156ps・最大トルク196Nmを発生する2リッター水平対向エンジンに7速マニュアルモード付CVTを組み合わせています。
GTワイルドの価格は「L」仕様が132万5000バーツ(約560万円)、悪路走破性を高めた「S」が142万5000バーツ(約600万円)。ベースグレードの14万バーツ(約60万円)高となっています。