日産のミニバン「セレナ」の改良モデルが発表されました。この新型モデルに対してどのような反響が寄せられたのでしょうか。
■「セレナ e-POWER」に4WD設定へ
日産「セレナ」の改良モデルが発表され、2024年9月9日に発売されました。
日産のミドルサイズミニバンであるセレナは、初代モデルが1991に登場。当時は「バネットセレナ」の車名でラインナップされていました。
現行モデルは2022年に全面刷新した6代目で、内外装デザインを一新し、先進運転支援「プロパイロット」も機能を向上したほか、最上級モデルでは高速道路の同一車線走行時にハンズオフ可能な「プロパイロット2.0」をミニバンとして世界初採用しています。
セレナのパワートレインは、2リッターガソリンに加え、1.4リッターエンジン+モーターを組み合わせる第2世代「e-POWER」を採用。燃費と走行性能の向上を図りました。
ラインナップは、標準タイプとエアロ仕様の「ハイウェイスター」、プロパイロット2.0などを標準装備する最上級の「ルキシオン」に加え、専用内外装を備えるカスタム仕様の「AUTECH」を設定しています。
今回の一部改良では、ボディカラーに「クリスタルブラウン」および「クリスタルブラウン/利休(リキュウ)ルーフ」、「クリスタルブラウン/利休(リキュウ)ルーフ・フード」を追加。
価格改定もおこなわれ、ガソリン車において4万9500円から10万100円の値下げを実施。271万9200円から343万5300円という手が届きやすい価格を実現しました(いずれも消費税込)。
さらに今後、e-POWER車に設定がなかった4WD車が追加されることや、ハンドリングや加速感をチューニングした新グレード「AUTECH SPORTS SPEC(2WD)」が登場することもアナウンスされ、ラインナップが拡充される予定となっています。
改良モデルのセレナについて、ネットでは様々な意見が寄せられています。
「e-POWERの4WDは良いんじゃないでしょうか」「セレナにe-4ORCEが追加されるの!?」など、セレナ初となる「e-POWER×4WD」の設定を歓迎する声が挙がっています。
「e-4ORCE」とは、日産の電動4WD技術のことで、「エクストレイル」や「アリア」といったSUVモデルに搭載されているのですが、ミニバンで採用されたことはありません。
e-4ORCEが搭載されるのかどうかは明らかになっていませんが、いずれにしても「e-POWER×4WD」に注目が集まっているといえるでしょう。
ほかにも「この時代において、なかなか刺激的な戦略」「値上げしていくのが普通なところを値下げしてくるとはスゴい!?」など、原材料の値上げなどで車両価格が高くなっている昨今、あえて値下げする日産の戦略に驚く人もいました。
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新型セレナ改良モデルの価格は271万9200円から484万7700円です。