神奈川県相模原市に本拠を置くカーターが展開する「APtrikes125」は累計1000台以上も売れている人気のトライクです。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■「APtrikes125」実際どう? 反響やいかに
神奈川県相模原市に本拠を置くカーターは、3輪トライクの「APtrikes125(APトライク125)」を展開しており、今秋には新モデルを発売することも明らかにしています。
ではAPトライク125とは一体どんなモデルなのでしょうか。車両の特徴や反響について、担当者に話を聞きました。
APトライク125は、「ちょい乗り!ちょい載せ!ちょー便利!」をコンセプトにした3輪のトライクと呼ばれる車両です。
APトライク125のボディサイズは全長2200mm×全幅1000mm×全高1650mm。
通常のバイクとは異なり、車体を覆う屋根が備わり、雨の日もバイクより快適に運転可能。コインパーキングの使用も可能で、駐車にも困りません。
パワートレインは最高出力8.6馬力と最大トルク0.89kgf/mを発揮する空冷125ccエンジン。組み合わされるトランスミッションは、自動遠心クラッチ式4速MTです。
運転時は普通自動車免許(AT限定で可)での運転が可能で、定員は最大3人までの乗車ができます。
また保険、税金関係は250ccバイクと同等で、車検や車庫証明も不要と、維持費の負担が軽いのも特徴。
カーターが宣伝しているように、まさにバイクとクルマのいいとこ取りをした1台といえます。
なお車両価格は52万8000円(税込)で販売されています。
APトライク125の販売経緯について、担当者は以下のように話します。
「APトライク125は、2020年初旬より販売が開始されました。
もともと販売を開始した会社は別の会社となり、弊社は2023年6月から輸入販売業務を譲受しました。
事業譲受に際し、主に日本国内における初期点検を重点的に強化しサービス向上に尽力しております」
車両自体は中国でも展開されているものだといい、担当者は「前販売会社が海外展示会にて同車両のベースと出会い、日本国内で販売ができるように改良されたものになります」と説明します。
APトライク125は、日本販売開始からモデルチェンジすることなく販売されてきた車両だったといい、カーターにわたってからすぐに車両品質の向上を目的としたモデルチェンジを遂行。
具体的には、フロントホイール内ベアリング強度を向上するため、ハブの形状を変更したほかマフラーを2分割、接合部に球面フランジを採用し、破損リスクを低減するなど、従来言われていた故障の頻度が高い部分を改善することに成功したといいます。
そんなAPトライク125の現在の売れ行きや反響について、担当者は以下のように話します。
「2020年の販売から1000台以上売れている人気商品となります。
金額、車体サイズなど、多様な用途にご使用いただける車両となりますのでご好評をいただいております」
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また派生モデルとして、250ccエンジンを搭載する新型「APトライク250」の発売予定を2024年7月23日に明らかにしています。今後のカーターおよびAPトライクシリーズの動きに注目が集まります。