2020年代半ばの登場が予定されているホンダ「プレリュード コンセプト」。そのハイパフォーマンスモデル「タイプR」を予想したCGについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■まさかの「プレリュード タイプR」!? 期待の声も
ホンダが2023年10月の「ジャパンモビリティショー2023」でサプライズ発表し、2020年代中頃に発売を予定している新型2ドアクーペ「プレリュード コンセプト」。
このプレリュード コンセプトがどのようなモデルになるかはまだ不明ですが、CGデザイナーのTheo Throttle氏が「タイプR」仕様としたレンダリングを公開し、多くの反響を呼んでいます。
1978年に登場したプレリュードは、スタイリッシュな2ドアクーペボディを採用し、いわゆるスペシャリティカーとして支持されます。
特に、2代目・3代目は当時のバブル景気も手伝って「デートカー」として若い男女に人気を博しました。
4代目・5代目はスポーティなモデルへと路線へと舵を切りましたが、徐々にクーペやスペシャリティカーの人気が衰えたことから、2000年秋に販売を終了しました。
その後、プレリュードに関して一切の続報はありませんでしたが、2022年4月の戦略発表「四輪電動ビジネスの取り組みについて」では、「スペシャリティ」「フラッグシップ」の2タイプの電動スポーツモデルの登場を予告。
そして、「スペシャリティ」に当たるのが新型プレリュード コンセプトです。
25年ぶりに復活するプレリュードコンセプトは、内外装に歴代プレリュードのテイストを取り入れつつ、4・5代目のスポーティなキャラクターを持ち合わせたものとなっています。
パワートレインはEVではない電動ということからハイブリッドになると見られ、その登場に期待が高まっています。
そんなプレリュードですが、さまざまなスポーツモデルのレンダリング(CG)を制作し、リアリティのあるイメージが評価されているTheo Throttle氏が「プレリュード コンセプト タイプR」とも言えるレンダリングを公開。
ボンネットにはダクトが追加され、フロントバンパーは「シビック タイプR」のようなアグレッシブな形状に。リアには大型リアウイングが装着され、タイプRの象徴でもある赤いホンダエンブレムが随所に施されました。
実にリアリティのある仕上がりといえますが、過去にプレリュードで硬派な“タイプR”が設定されたことはありませんでした。
その一方で、5代目には220馬力を発生する専用チューニングエンジンと5速MTを組み合わせるスポーツグレード「タイプS」が設定されていました。
また、新型プレリュード コンセプトはシビックと同じプラットフォームが採用されるのではないかといった話もあることから、そのパワートレインを移植することは不可能ではありません。
SNSなどでも「先代のタイプSもかなりチューニングされた状態で市販されたからね。是非タイプRの販売期待してます」「これは楽しみにしたい」「プレリュードタイプR期待しちゃう」「タイプR出たらアツイ」など、大きな期待が寄せられています。
一方で、「ホットなタイプSがあれば十分です」「プレリュードにタイプRはこれじゃない感」など、これまでのプレリュードの歴史と合わせると違和感を禁じ得ないというコメントも。
いずれにせよ新たなスポーツモデルということもあり、ますますそのデビューに多くのスポーツカーファンからの関心は高いようです。