「東京モーターショー2017」のダイハツ工業ブースには、コンセプトカー「DN COMPAGNO(ディーエヌ コンパーノ)」が出品されました。7年が経過した現在でも、さまざまな反響が集まっています。
■ダイハツ「DN コンパーノ」にまだまだ集まる反響
「東京モーターショー2017」のダイハツ工業ブースには、往年の名車「ダイハツ コンパーノ」の名を冠したコンセプトカー「DN COMPAGNO(ディーエヌ コンパーノ)」が出品されました。
このクルマの概要と、7年が経過した現在までの反響を紹介します。
東京モーターショー2017のダイハツ工業の出展テーマは、「Light you up ~らしく、ともに、軽やかに~」でした。
このテーマは、ダイハツ工業が創立110周年を迎えたことで刷新した、グループスローガンから取ったものでした。
このときダイハツが展示したコンセプトカーは、軽自動車2台とコンパクトカー3台。
5台のコンセプトカーの1つだったDN コンパーノは、基本的には1人もしくは2人で乗ることを想定したクーペでありながら、いざというときの使い勝手にも配慮した「4ドア」のクルマだったのです。
エクステリアは、1960年代に登場した元祖コンパーノをイメージしたデザインで、大型のフロントグリルやテールフィンなどの特徴が受け継がれました。
インテリアは、アナログ風のデジタルメーターやインフォメーションシステムが特徴的で、前席足元空間を広げるために、インパネシフトを採用しています。
ボディサイズは全長4200mm×全幅1695mm×全高1430mm。
パワーユニットには、1リッターターボエンジンと1.2リッターハイブリッドが想定されていました。
このような特徴を持つDN コンパーノですが、出展から7年が経過した現在までに、さまざまな反響が集まっています。
まず多く見られるのが、「こういう素敵なデザインのクーペが今の日本にはない」「めちゃくちゃ好き」「市販化してほしい」という、絶賛の声。
ひと目見ただけで買いたくなるほど、本当に多くのユーザーの心をつかんでいるようです。
さらに、「こういう小型のクーペが出て売れると面白いのに」「今のコンパクトカーのラインナップに並べば売れるのでは」「別の名前で出してみたらどうか」と、メーカー側の視点に立って市販化を望む声も多々ありました。
数年経過後も「絶対買う。出るまで先にお金預けてもいい。ずっと待ってたけどやっぱり結局出ないのか」と、2017年から市販化を待ちつづけているユーザーもおり、短期間の展示でありながら、今でも語り継がれる名車となっています。
残念ながら保管場所の都合により廃棄されてしまったという、DN コンパーノ。
二度と見ることができなくなってしまいましたが、市販化による復活を望む声が多いのは事実です。