ヴァレオは2024年9月16日から7日間ドイツ・ハノーファーで開催の「IAAトランスポーテーション」で、小型商用車「Goupil G4」を展示します。
■ヴァレオの技術を詰め込んだ「グーピル G4」を展示へ
自動車部品大手のヴァレオは2024年9月9日、9月16日から7日間、ドイツ・ハノーファーで開催される次世代輸送システムの展示会「IAAトランスポーテーション」にブース出展します。
ブースでは小型商用車「Goupil(グーピル) G4」が展示されますが、一体どのようなクルマなのでしょうか。
グーピル G4は2016年に発売された小型商用車です。1996年に設立されたフランス南西部のEVメーカー グーピルが開発・製造しています。
100%電気自動車として開発された2人乗りのキャブ付きシャシで、トラックのような荷台やパネルバン、ごみ収集機やクレーンなどを取り付けることで、さまざまな業務用途に対応。
ボディサイズは全長3600mm×全幅1200mm×全高1893mm、ホイールベースは2022mmです。
キャブ部は軽量アルミニウム製のシンプルな構造ながら、人間工学に基づいたヘッドレスト付きシートや広い室内、エアコンやステアリングアシスト、リアビューカメラ、MP3ラジオデッキなどの機能装備も採用しています。
パワーユニットは、最高出力16.3kW・最大トルク81Nmを発揮する48V電気モーターと、鉛蓄電池もしくはリチウムイオン電池を組み合わせ、シャシ単体の最大牽引能力は1200kgを誇ります。
また、一充電航続距離(WLTPモード)は約82kmから133kmを実現し、最高速度は50km/hを確保。業務用途で必要十分な容量を持つとともに、欧州の小型貨物車両区分に該当する「N1」認証も取得しており、公道走行も可能です。
このパワーユニットにヴァレオの電気モーターとインバータユニットが採用されています。
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なお、ヴァレオブースではこのほか、電動バイク向けテクノロジー「Cyclee」、EV向けバッテリー・サーマル・マネージメント、空調、ヒートポンプ技術、自動運転用「ヴァレオSCALA 3 LiDAR」技術などを展示します。