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街中に溢れるトヨタ「アルファード」 最低でも540万円だけど…みんなどうやって買ってる? 高いリセール&残価ローンが決め手か? 噂の安価グレードは出る?

くるまのニュース 2024年9月17日 7時10分

いまや高級ミニバンの代名詞として知られるトヨタ「アルファード」。高価格帯ながら街中で見かける機会は多いです。ユーザーはどのようにして購入しているのでしょうか。また人気のグレードはどのようなものなのでしょうか。

■人気モデルであるアルファードの新型が登場してから約1年、その性能は?

 トヨタは2023年6月に4代目となる現行「アルファード」が発売されました。
 
 それから約1年が経過していますが、アルファードは現在も高い人気を誇っています。

 アルファードは初代が2002年の登場。その後、モデルチェンジを遂げる毎にファミリー層への人気を博していました。

 さらには、先代となる3代目で、高級感あふれるデザインやインテリアに改良が入ることでショーファーカーとしての人気も出てきています。
 
 そして、4代目となるアルファードもファミリーや法人の需要を見据え、「快適な移動の幸せ」をコンセプトに設計されています。 

 エクステリアのデザインとしては、全体的なカタマリ感を意識して設計されており、フロント部分は逆傾斜状になっています。

 さらに、ボディサイドのフロントからリアにかけて凹凸のあるデザインが施されていることで、力強い印象が特徴的です。

 また、TNGAプラットフォームをミニバン用に最適化し、サスペンションでもフロントをTNGA用のマクファーソンストラット式に刷新しました。

 さらに周波数感応型ショックアブソーバーを搭載することで、地面からの振動を軽減して車内快適度を向上させるだけでなく、操縦安定性を向上させています。

 ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mm、ホイールベースは3000mmです。

 車内空間については3列目シート脇のクォータートリムやバックドアトリムの薄型に改良することで前モデルより快適な空間を確保しています。

 ほかにも、天井中央に照明や各種スイッチ類などを集めているスーパーロングオーバーヘッドコンソールを設置し、後部座席の快適度を向上させました。

 さらに、日差しを避けながら景色を楽しむために後部座席に下降タイプのサイドシェードを装備しています。

 そして、4代目アルファードではエントリーグレードのXや中間グレードのGなどが廃止され、ZとExecutive Loungeのみに統一されました。

 Zグレードはエグゼクティブパワーシートが標準装備となっている一方、Executive Loungeではより豪華さが感じられるエグゼクティブラウンジシートが備わっています。

 パワートレインはZではガソリン車とハイブリッド車、Executive Loungeではハイブリッド車をラインナップ。

 ガソリン車は2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載し、ハイブリッド車は2.5リッター直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。駆動方式はガソリン車が2WD/4WD、ハイブリッド車が2WD/E-Fourを用意しています。

 また、先代モデルの時には存在していた8人乗りのベンチシートは現在設定されていません。

■人気のアルファード、みんなどうやって買ってるの? 安いグレードが出るという噂は?

 4代目アルファードのグレードはZとExecutive Loungeが設定されていますが、どのグレードが人気となっているのでしょうか。

 関東圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「ありがたいことに多くのお問い合わせを頂いております。

 ショーファーカーとしての利用を考えている法人様が多い印象です。

『Executive Loungeの後部座席の空間が良い』、『価格も高いけど、車内の高級感も高まっている』などの声を頂きます。

 どちらのグレードも人気となっていますが、Executive Loungeは法人様に。ファミリー層からはZグレードが人気です」

街中でアルファードを見かける機会が増えてきましたよね

 また中部圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「アルファードは、去年の発表・発売から常に問合せをいただく人気モデルです。

 個人・法人ともに関心を寄せられるお客様が多く、デザインや性能といった部分に加えて圧倒的なブランド力が人気のポイントと言えます。

 またアルファードに関してはリセールの高さも特徴で、これは先代モデルもでしたが、3年乗ってもリセールが高いことから乗り換えも楽に出来るというメリットもありました。

 個人のお客様では、ほとんどが残価設定ローンで購入され、3年・5年で乗り換える計画で検討されています」

これなら「アルファード」に手が届く? トヨタの残価ローンの一例(画像引用:トヨタ公式ホームページ)

 さらに、関西圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「アルファードについては『後部座席の乗り心地がとても良い』、『グレードが2つになって手頃な価格のグレードは発売しないのかな』などの声を頂きます。

 検討されるのはファミリー層が多く、Zグレードのハイブリッド車が人気です。

 また、『廃止されたグレードが欲しかった』とワンランク下の手が届きやすい価格のものがなくなったことに嘆くお客様もいました」

※ ※ ※

 新型アルファードは、ファミリー層やショーファーカーとして人気を博していますが、ファミリー層のユーザーからは少し価格面が抑えられたグレードについて期待が寄せられています。

 一部ではそろそろ「Zグレード」に比べて安価なグレードが追加されるという噂も出ており、続報に期待したいところです。

 なお前出とは別のトヨタ販売店は「元々、秋に新たな仕様やPHEVが登場すると言われていましたが、様々な事情もあり延びているようです」と話していました。

 そんな現在のアルファードの価格は、Zが540万円から642万円、Executive Loungeは850万円から872万円となっています。

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