ダイハツのインドネシア法人は、「インドネシア国際オートショー スラバヤ2024」において、「シグラ」を展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ダイハツの「7人乗“コンパクトミニバン”」公開
ダイハツのインドネシア法人は、現地で開催された「インドネシア国際オートショー スラバヤ2024」(会期2024年8月28日〜9月1日)において、コンパクトMPV(マルチパーパスビークル=多目的車)「シグラ」を展示しました。
シグラは、ダイハツが日本で培った軽自動車の技術やノウハウを活かしつつ、インドネシア市場のニーズを反映した7人乗り(2-3-2)のコンパクトMPVです。
2016年のデビュー以来、インドネシアではファミリー層を中心に37万台以上が販売されており、ダイハツ全体の約3割を占める人気モデルとなっています。OEM先のトヨタでは「カリヤ」という車名で販売されています。
ボディサイズは全長4110mm×全幅1655mm×全高1600mm、ホイールベース2525mmです。リアドアにはヒンジ(スイング)式を採用しています。
パワーユニットは1リッター直列3気筒(最高出力67ps、最大トルク9.1kgm)または1.2リッター直列4気筒(最高出力88ps、最大トルク11kgm)の2種類が用意され、ギアボックスは5MT、1.2リッター車のみ4ATも設定されています。
全長4.1m程度のコンパクトなボディに3列シート7人乗りを実現しているという点では、日本市場でかつて販売されていたダイハツ「ブーンルミナス」(2008年〜2012年)やその姉妹車であるトヨタ「パッソセッテ」(2008年〜2012年)に近い存在と言えます。
シグラのグレードは4種類あり、今回ショーに展示されていたのは最上級グレードの「R」でした。エクステリアでは、ヘッドライトのスモーク化、グリルガーニッシュのブラック化、ホイールのインチアップなどがRの特徴で、スポーティな印象となっています。
インテリアはブラックを基調としており、7インチタッチディスプレイやリアパーキングカメラが装備されています。
ボディカラーは、ショーで展示されたシルバーのほかに、オレンジメタリックやブロンズメタリックなど計7色が設定されています。価格は1億3820万ルピア(約130万円)からとなっています。