スバルの米国法人は2024年8月15日、「アセント」の2025年モデルを公開しました。日本にはないラージクラスの3列シートSUVに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
■スバルの「3列シートSUV」に期待大！
2024年8月15日、スバルの米国法人は大型SUV「アセント」の新たな2025年モデルを公開し、価格を発表しました。
日本では見慣れない“スバル車”に対し、SNSなどではさまざまな声が集まっています。
アセントは、2018年に誕生した米国生産の大型SUVで、日本では販売されていません。
スバルが現在ラインナップする車種の中で唯一の3列シートモデルで7人もしくは8人乗り。ボディサイズは全長4998mm×全幅1930mm×全高1819mm、ホイールベースは2890mmです。
外観は2023年モデルでマイナーチェンジが実施され、存在感のあるフロントグリルやLEDヘッドライト、フロントバンパーカバーなどを備えます。
内装は、上品かつ高級感のある仕上がり。素材とカラーの組み合わせは全7種用意されています。
パワートレインは、最大出力260馬力・最大トルク277lb-ftを発揮する2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンで、リニアトロニックCVTと組み合わされます。駆動方式は全車がAWD（四輪駆動）です。
今回新たに発表された2025年モデルでは、先進安全装備がアップデートされるとともに、新グレード「ブロンズエディション」、「オニキスエディションツーリング」の2つのグレードが追加されています。
ブロンズエディションは、ミドルグレードとなる7人乗りの「リミテッド」をベースに、サイドクラッディング、フロントインテークカバー、20インチアルミホイールに専用のブロンズ塗装が施されています。
内装では、シートがブラックのスターテックス撥水素材でとなるほか、キャビン全体にコントラストのあるブロンズカラーのステッチが施されるなど、各所にブロンズのアクセントが配されます。
オニキスエディションツーリングは、最上級グレード「ツーリング」に加えて、内外装に黒のアクセントを施す「オニキス エディション」の内外装要素を組み合わせています。
シルバーステッチの黒のナッパ レザー仕様の電動ベンチレーテッドシート（前席）と、グリーンステッチの黒の高級レザー巻きヒーター付きステアリングなどを専用装備した豪華仕様です。
米国におけるアセント2025年モデルの価格は、「プレミアム」が3万8795ドル（約549万円）から、最上級グレードとなる「オニキスエディションツーリング」が4万9995ドル（約708万円）までです。
日本では販売されていないラージクラスの3列シートSUVに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
多かったのは「3列シート車の需要ってあると思う」「（3列シートミニバンの）エクシーガ無き今、待ってる人は多い」といった、3列シートSUVに待望する声でした。
また「フォレスターより大きいSUV欲しいな」「荷室も広そう」など、積載性に対する期待も大きいとみられます。
米国生産の左ハンドルモデルであり、国内に導入されるかどうかは不明ですが、潜在的なニーズは少なくなさそうです。