三菱のメキシコ法人は2024年8月1日、新型コンパクトSUV「アウトランダースポーツ」を発表しました。日本では売られていないニューモデルに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
■三菱「新型アウトランダー”スポーツ”」は「アウトランダー」とはベツモノ!?
2024年8月1日、三菱のメキシコ法人は新型コンパクトSUV「アウトランダースポーツ」を発表しました。
インドネシアで生産される国内未導入のニューモデルに対し、SNSなどではさまざまな声が集まっています。
メキシコに導入される新型アウトランダースポーツは、三菱がアセアン地域での用途にこだわって独自開発した5人乗りのコンパクトSUVです。
2023年8月に開催された第30回「インドネシア国際オートショー」で「エクスフォース」の名称で世界初公開されました。
インドネシアの三菱工場で生産され、同国で発売後はベトナム、フィリピンなど他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカへと順次展開されているグローバル戦略モデルで、いまのところ日本へは導入されていません。
ボデイサイズは、全長4390mm×全幅1810mm×全高1660mm、ホイールベース2650mm。
2024年春まで国内生産されていたコンパクトSUV「RVR」(全長4365mm×全幅1810mm×全高1630-1640mm、ホイールベース2670mm)とほぼ同等ですが、最低地上高はクラストップレベルの222mmとし、スズキの本格四輪駆動車「ジムニー」を超える十分な高さを確保しています。
アセアンの路面環境に合わせてセッティングしたサスペンションとともに、さまざまな天候や路面において安全・安心の走破性を実現していると三菱は説明します。
搭載されるのは1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンとCVTの組み合わせ。
駆動方式は2WD(FF)のみですが、前左右輪の駆動力を制御するアクティブヨーコントロール(AYC)などによって、さまざまな路面状況に対応。4つのドライブモード(ロード、グラベル、マッド、ウェット)を任意で選べる機能を装備し、高い走破性を確保するといいます。
外観は優雅さと堅牢性を融合させた、スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザイン。
室内はクラストップの広さを特徴とし、インパネは水平基調の開放的で視界の良いレイアウト。
12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオと8インチのデジタルメーターを備え、先進的なインテリアとなっています。
さらに左右独立エアコン、後席用送風口、ナノイー、スマートフォン連携ディスプレイオーディオ、ワイヤレスチャージャー、ハンズフリー電動バックドアなどを備えるほか、フロアコンソールには空調の冷気を利用して飲み物を冷やすことができるドリンククーラーも搭載されるなど、充実した装備を誇ります。
ボディカラーは、新色「エナジェティックイエローメタリック」をはじめ全6色。
メキシコでの販売価格は45万7800ペソ(約329万円)からです。
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日本では売られていない新型アウトランダースポーツに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
多かったのは「ナニコレかっこいい!」「精悍じゃん」など、スタイリッシュなデザインを評価する声でした。
また「なんで日本にないんだろう」「新型RVRで良いのでは」「200万円台の三菱SUV待ってる」など、国内導入を待ち望むコメントもみられます。
三菱の英断を期待したいところです。