スズキのインドネシア法人は、「インドネシア国際オートショー スラバヤ2024」に出展し、コンパクトSUV「ジムニー」(日本名ジムニーシエラ)の5ドアモデルを出品しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■約430万円の「カクカクSUV」
スズキのインドネシア法人は、現地で開催された「インドネシア国際オートショー スラバヤ2024」(会期2024年8月28日〜9月1日)に出展し、コンパクトSUV「ジムニー」(日本名ジムニーシエラ)の5ドアモデルを出品しました。
ジムニーは1970年の発売以来、国内外で多くのファンに愛され続けている世界最小クラスの本格四輪駆動車です。
日本では軽(ジムニー)と小型(ジムニーシエラ)の2本立てですが、海外では軽の展開がないこともあって、ジムニーシエラがジムニーという名称で販売されています。
2023年にはホイールベースと全長を延ばして後部ドアを追加した5ドア車が登場。インドを皮切りに順次追加展開されています。
そんなジムニー5ドアが今年2月からインドネシアでも導入され、ジムニー人気をさらに押し上げています。
乗車定員は3ドア車と同様4名ですが、ホイールベース(2590mm)が3ドア車より340mm長くなっているので、その分、後席の足元が広くなっているのが特徴です。
エクステリアではフロントグリルにクロームをあしらって上質感をさり気なく演出しているのも5ドア車ならでは。
装備も充実しており、3ドア車にはないサイドエアバッグとカーテンエアバッグを装備。またディスプレイオーディオの画面サイズが3ドア車の6.8インチに対して5ドア車は9インチとなっています。
ボディカラーは、今回ショーで展示されていたグレーメタリックをはじめ全6色、うち3色はルーフをブラックにしたツートーンカラーです。
モノグレードですが、アクセサリーは豊富で、ドレスアップパーツはもとより、ルーフバスケット、タープ、ラゲッジネットなどアウトドア向けのものも用意しています。
ボディサイズは全長3965mm(背面タイヤ含む)×全幅1645mm×全高1720mm、最低地上高210mm。パワートレインは最高出力102ps・最大トルク130Nmの1.5リッター直列4気筒エンジンに、5MTまたは4ATを組み合わせています。
価格は5MTが4億6500万ルピア(約430万円)、4ATが4億7860万ルピア(約440万円)。3ドア車より1760万ルピア(約16万円)ほど高い設定となっています。