2023年に米国トヨタが発売した「GR86」の特別仕様車「TRUENO Edition(トレノエディション)」。日本でも根強い人気の「AE86」をモチーフにしていることから、SNSでも様々な反響が見られます。
■トヨタが「AE86」を完全再現!
トヨタの米国法人はスポーツカー「GR86」の特別仕様車として、「TRUENO Edition(トレノエディション)」を2023年に発売しています。
この特別仕様車は、根強い人気を誇る昭和時代のスポーツカー4代目「スプリンタートレノ(通称、AE86)」を色濃くオマージュしていることから、日本でも様々な反響が寄せられました。
GR86は、トヨタとスバルが共同開発して誕生した2ドアクーペタイプのスポーツカー。
トヨタではGR86としてラインナップされており、スバルでも「BRZ」の車名で兄弟車が販売されています。
そしてこのGR86に特別仕様車として登場したトレノエディションは、かつてトヨタが1983年に発売した「AE86」が2023年に発売40周年を迎えたことを祝福する記念モデルです。
同車はGR86をベースにしながら、AE86を再現すべく専用の外装デザインと特別なアイテムを採用。
ボンネットやサイドパネルには、AE86を想わせるブラックのラッピングやストライプのデカールが施され、さらにダックテール形状のスポイラー、ドアハンドル、ミラーキャップ、ブラックメタリックカラーで仕上げた専用アルミホイールなど、ボディの各部に「黒色」を用いたパーツを装着します。
くわえて、往年のモデルらしいレトロなフォントで「TRUENO Edition」というロゴもあしらったほか、フロントバンパーリップとリアデッキリッドには「TRUENO Edition」のバッジが取り付けられています。
さらにこのトレノエディションは、ボディカラーも往年のAE86をイメージしたものを用意し、ホワイトとレッドの2色を設定。
2トーンカラーで仕上げられた当時の「パンダトレノ」を思い起こさせる演出です。
生産台数も、“86”の車名にちなんだ「860台限定」で発売され、ファンの所有欲と高揚感を強く刺激しました。
このようにAE86をモチーフとした特別仕様車のGR86 トレノエディションは、米国限定モデルのため日本では販売されていませんが、実は日本でもトヨタが同様の発想で開発したGR86の特別仕様車「GR86 RZ“40th Anniversary Limited”」を2023年に設定。
こちらもAE86をイメージしたストライプ状のデザインを採用したモデルで、ファンならずとも注目の仕上がりとなっています。
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この特別仕様車のGR86 トレノエディションについて日本のSNSでは、「これはこれでカッコいいね!」「再販して欲しいな~」「昔AE86でドリフトしてたから懐かしい」など、AE86風のデザインに好感を持つコメントや、懐かしさを覚えたという人が見られます。
また、「どちらかというと某漫画からのオマージュだよね」「トレノエディションというより頭文字Dエディション!」「これに“藤原とうふ店”のロゴを入れて走りたい」といった投稿も多く寄せられたことから、人気漫画作品をイメージした人も少なくないようです。
そのほか、「そういえば現行車ってツートンカラーを見かけないね」「最近はルーフが色違いになってるタイプが多い」「メーカー的にはサイドのツートンカラーは手間なのかな」という、AE86のようにボディカラーの色分けをしたモデルについて考察する声もありました。