トヨタの商用バン「ハイエース」。カスタマイズのベースとしても愛されていますが、2024年に開催された「東京オートサロン」では、「GETSUACE(ゲツエース)」というモデルが注目を集めていました。このクルマについて、今でも反響が出ています。
■「ランクルミニバン!?」に反響多数
トヨタが誇るビジネスワンボックスカーとして人気の高い、「ハイエース」。カスタマイズのベースとしても愛されていますが、2024年に開催された「東京オートサロン」では、「GETSUACE(ゲツエース)」というモデルが注目を集めていました。展示から半年以上たった現在でも様々な反響を紹介します。
ハイエースの現行モデルは、2004年に発売された5代目モデルで、20年経った現在も人気が衰えることはありません。
圧倒的な耐久性と積載性により、おもにビジネス用として重宝されながら、いっぽうでカスタマイズの余地も大きいことから、趣味で購入するユーザーも多いという側面も。
カスタムカーの祭典である東京オートサロンには、毎年多くのハイエースをベースにしたカスタムカーが登場しますが、この記事で紹介するゲツエースもまさにそのような1台です。
ゲツエースを手掛けたのは、千葉県匝瑳市(そうさし)のカスタムショップ、「B-DASH」。
特徴としては、フロント部分に「ランドクルーザー(300系)」のヘッドライトやグリルを装着していること。
エアサスペンションを駆使して車高を低くし、直径20インチのホイールを装着、それにあわせてオーダーメイドで製作したオーバーフェンダーを取りつけることで、サイドの見栄えをよくしていること。
モータースポーツ用のカーシートなどの製造を得意とするメーカーである、レカロ社製のフロントシートや2列目キャプテンシートを備え、ラゲッジスペースには外向きのオーディオをつけていることが挙げられます。
そんなゲツエースに対してSNSなどでは、「すごい」などと話題に。取って付けたようなカスタムではなく、ハイエースのことをよく知らないユーザーが見たら、「こういう仕様のハイエースもあったんだ」と信じてしまうほど自然な仕上がりとなっており、そのようなクオリティの高さが単純にすごいという評価につながっているのでしょう。
また、「ちょっとカッコイイかも」「顔もスゴイけどトータルでイイ」など称賛の声もありました。
ちなみにB-DASHは、オリジナルカスタムカーの作成はもちろんのこと、カーオーディオのカスタムインストールも得意としていて、ドレスアップカーイベントに参加するショーカーの作成も手掛けています。
そのため、エクステリア、インテリア、オーディオと、総合的にクオリティの高い作品を作ることが可能ということです。
ゲツエースは、東京オートサロン以外にもさまざまなドレスアップカーイベントに出展されているので、今後も生で見られる機会があるかもしれません。
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ハイエースをベースにしたカスタムカーとして出展された、ゲツエース。
フロント、サイド、リアとどこから見ても見どころがあり、シートやオーディオにもこだわった魅力的な1台となっています。
まだ知名度はそれほど高くないようですが、今後も継続して出展されるとのことなので、各会場でさまざまなユーザーをおどろかせることでしょう。