「電池革命」&「クルマの乗り方改革」を提案する「NINA」という小型モビリティが「学生フォーミュラ2024」に展示されていました。
■「電池革命」&「クルマの乗り方改革」を提案するNINAとは
近年、様々な企業から小型モビリティが登場しています。
その中で学生達の熱い戦いが繰り広げられる「学生フォーミュラ2024」には、1人乗りの小型モビリティが展示されていました。
公益社団法人 自動車技術会が主催する学生フォーミュラは、学生達が自ら構想・設計・製作した車両で競技に参加して「ものづくりの総合力」を競うものです。
この活動を通じて、自動車に関連する技術や産業の発展・振興に資する人材育成が期待されています。
そのため、自動車メーカーやサプライヤーなどがリクルートの観点からも注目しています。
今回、愛知県で開催された学生フォーミュラ2024では、様々な企業が自社の魅力を伝えるブースを出展していました。
そのひとつが、静岡県にある様々な看板事業を手掛けるサインクリエイト。
サインクリエイトでは、地方部などでのセカンドカー需要に対応する小型モビリティの「NINA(ニーナ)」を展開しています。
NINAは、原付ミニカー区分の登録で車検や車庫証明の取得は不要という乗り物。
ボディサイズは全長2170mm×全幅1160mm×全高1560mmとなり、車両重量は580kg。
また座席は2名分あるものの、日本の道路を走る上では1人乗りとなります。
搭載するバッテリーは長寿命化した鉛バッテリーを搭載。最高速度は60km/h、1回の充電で60km-80km走行可能です。
なお充電は、家庭用コンセント(100V)からとなり、満充電までに約8時間。
オプションで用意される太陽光パネルを使うと満充電まで約72時間となっています。
また災害時などでは非常用電源の役割もあり、 V2Hで冷蔵庫やテレビ、電子レンジなどが2日程度使うことが可能です。
そんなNINAについて、サインクリエイトの担当者は次のように話しています。
「NINAは、普段の暮らしで足として使える乗りものです。原付ミニカー区分なので、高速道路に乗れない、1人しか乗れないなどの制約はありますが、地方部などでは需要が高まっています。
なおバッテリーは、低価格でリサイクル可能な鉛蓄電池を特許技術により、 リチウムイオン電池と同等以上に長寿命化しました。
また、災害による停電時にクルマ自体をインフラにする新たなSDGsの取り組みと共に、ガソリン換算にすると1 リットル当たり約170km走行可能な環境性能を持っています。
さらに原付登録による経済性に極めて優れた特徴により、高齢者に寄り添うクルマとして新たなクルマ社会を提案します」
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見た目は丸目で可愛いNINAですが、普段は相棒となり、災害時には頼りになる存在になります。
そんなNINAの価格(税別)は、車両のみで130万円。太陽光パネルなどのオプション込で230万円です。