レクサスは2024年9月4日、カナダで「ES」の新たな2025年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■黒い「ブラックラインスペシャルエディション」も登場
レクサスは2024年9月4日、カナダでセダン「ES」の新たな2025年モデルを発表しました。
ESは1989年に北米でフラッグシップセダン「LS」とともにレクサス最初のラインナップとしてデビューしました。
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)プラットフォームをいかした室内空間の広さ、乗り心地の良さ、静かさなどが好評を博し、代を重ねるごとに販売地域を拡大。多くの国で基幹モデルとしてレクサスの歴史を築き上げてきました。
日本では1991年から約15年間、トヨタ「ウインダム」として販売されていましたが、レクサスESとして展開されるようになったのは2018年、7代目となる現行モデルからです。
カナダ仕様に搭載されるパワートレインは、日本仕様にも搭載されている2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムのほか、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン、3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンの計3種類。駆動方式はFWDが基本で、2.5リッターガソリンエンジンのみ4WDが設定されています。
ボディサイズは全長4974mm×全幅1865mm×全高1445mm、ホイールベース2871mm。
今回発表された2025年モデルのトピックは、最上級のパッケージとして新設定された「ブラックラインスペシャルエディション」です。
従来から設定されているスポーツパッケージ「F SPORT 2」の内容に加えて、各種パーツのブラック化をより広げるとともに、ブラックサイドモールディングなどを装備。視覚的なメリハリを強調させることで、ESならではのグラマラスなスタイリングを際立たせています。
ボディカラーのバリエーションは全9色と多彩ですが、ブラックラインスペシャルエディションに用意されるのはホワイトとダークグレーの2色のみとなります。
2025年モデルの価格は4万9685カナダドル(約520万円)から。ブラックラインスペシャルエディションは3.5リッターガソリンのみの設定で、価格は6万4541カナダドル(約675万円)です。