KINTOは旧車コミュニティ「Vintage Club by KINTO」で提供している試乗サービスに、「AE86 G16E Concept」を期間限定でラインナップします。
■最新ユニットで“武装”した「パンダトレノ」に乗れる!!
新車のサブスクサービスなどを展開するKINTOは2024年9月19日、旧車コミュニティ「Vintage Club by KINTO」で提供している試乗サービスに、「AE86 G16E Concept」をラインナップすると発表しました。
2024年10月17日から12月20日までの期間限定となります。
今回ラインナップされるAE86 G16E Conceptは、2024年7月14日に開催されたイベント「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」で初公開されたコンセプトモデルです。
エクステリアデザインや名称の通り、トヨタの名スポーツカー「スプリンタートレノ」(AE86型)をベースとしていますが、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)によって標準搭載の1.6リッター4気筒DOHC「4A-GE」型から1.6リッター直列3気筒DOHC「G16E」型エンジンに載せ替えが行われています。
G16型エンジンは、トヨタのスポーツコンパクト「GRヤリス」や「GRカローラ」に採用された新設計の最新ユニットですが、この2モデルとは異なって特別にNA(自然吸気)化されたほか、ハイレスポンス仕様へとチューニング変更されています。
今回の発表で正式に詳細スペックも明かされ、G16Eエンジンの最高出力は114馬力/7000rpm・最大トルクは160Nm/3200rpmを発揮。高回転まで回る気持ちよさと、低速からの豊かなトルク発生という特性も明らかになっています。車両重量は980kgです。
このエンジンを採用した理由について、TGRは初公開時に、「(AE86に搭載される)状態の良い4AG(型エンジン)が少なくなっている今、AE86に長く乗り続けていくための新たな選択肢として、『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』の中で鍛えた最新のエンジンに換装」したとしています。
これにより、エンジン本体の新世代化だけでなく、付随するECUやセンサー、ワイヤーハーネスなども新しくなることで故障リスクの低減につながるほか、燃費・排ガスなど環境にも配慮できるとしています。
このほかパワートレインでは、純正の5速MTに専用アタッチメントを取り付けて、エンジン換装に対応させ、OS技研製のクラッチやデフが装着されました。
足回りはコシミズモータースポーツオリジナルのサスペンションやエンドレス製ブレーキを採用し、出力アップに合わせ操縦性能も向上。
エクステリアは純正の良さを活かしつつ、当時風のカスタムが施されており、フロントのインパルス製リップスポイラーやサイドスカートを備えたほか、ウェッズブランドの「レーシングフォージ」14インチアルミホイールを装着。
通称「パンダトレノ」と呼ばれるホワイトとブラックの2トーンカラーとも相まって、かつての流行を思い出させる仕上がりです。
一方で、ボディサイドには人気漫画「頭文字(イニシャル)D」に登場したクルマを彷彿とさせる「G16Eエンジン装着車(実験用)」というデカールが施されており、リアゲート右側のデカールも「GTV TWIN CAM G16E」を表記。G16E型ユニットを搭載したことをアピールしています。
インテリアも同様に純正+αのカスタムとし、BRIDE製シートやNARDIステアリングを装着するなど、「定番」のカスタムで仕上げています。
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今回の試乗サービスでは、トヨタモビリティ東京 GR Garage東京深川店で2024年10月17日から12月20日までの期間中、毎週木曜/金曜の13時から16時までの3時間限定で提供されます。
価格(税込み)は、2万円/3時間で、トヨタの開発スタッフが、直接ユーザーに車両の特徴を説明する時間も設けられています。
なお、申込は抽選で、9月19日から9月30日まで受付しています。
さらにこのほか、前回もレンタカー企画を提供した「AE86 BEV Concept」の申込が再び行われ、AE86 G16E Concept同様に3時間の試乗が可能です。