トヨタの北米法人は、新型「カローラ」2025年モデルを発表しました。
■スポーティな「カローラFX」が復活
トヨタの北米法人は2024年9月19日、新型「カローラ」2025年モデルを発表しました。
新たに「FX スペシャルエディション」の追加設定などが実施されています。
カローラは1966年に登場。トヨタだけでなく国産乗用車の代表的なモデルで、世界で最も売れたクルマとしても知られています。
現行型は2018年に登場した12代目。プラットフォームに「TNGA GA-C」を採用し、ボディ剛性や走行性能を大幅に向上。スポーティなデザインに刷新し、若返りを図ったほか、先進運転支援「トヨタ セーフティ センス」を装備し、安全性能も高めています。
現在北米においては、4ドアセダン「カローラ」、5ドアハッチバック「カローラハッチバック(日本名:カローラスポーツ)」、5ドアスポーツハッチバック「GRカローラ」、5ドアSUV「カローラクロス」が展開されています。
今回はこのうちカローラの改良が行われ、2025年モデルが登場しています。
北米のカローラは日本仕様車とはボディサイズが異なり、全長4635mm×全幅1780mm×全高1435mm、ホイールベース2700mm。140mm長く35mm幅広く、ホイールベースも60mm延長されています。
パワートレインは全車、169馬力と205Nmを発揮する2リッター4気筒「ダイナミックフォース」ガソリンエンジンを搭載。これにCVTを組み合わせ、駆動方式はFFとなっています。
2025年モデルでは、新たに先進運転支援「トヨタ セーフティ センス 3.0」を採用。ステアリングアシスト付き車線逸脱防止や、障害物認識やブレーキ支援を含む先読みアシスト「プロアクティブ ドライビング アシスト」などを備え、性能を向上しました。
また、インフォテイメントシステムのディスプレイサイズも拡大し、ワイドな10.5インチモニターを搭載。利便性を高めています。
ラインナップには新グレードのFX スペシャルエディションが追加されました。
1987年に北米で登場したハッチバックのスポーツモデル「カローラFX16」(日本名:「カローラFX」2代目)から名称が取られ、専用内外装や足回りを装備しスポーティに仕上げています。
エクステリアでは、FX専用のリアスポイラーや18インチブラックアルミホイールを備えたほか、ルーフやエンブレム、ドアミラー、テールランプなどをブラックとすることで精悍な印象を与えました。
インテリアではオレンジのアクセントステッチをあしらったグレーのスポーツファブリックシートを採用し、特別感を表現しています。
また足回りにはローダウンサスペンションを特別装備し、電動パワーステアリングもスポーティな味付けにチューニングされ、走行性能も高めています。
新型カローラ 2025年モデルの価格は2万2175ドル(約316万円)から2万7890ドル(約397万円)で、カローラFX スペシャルエディションは2万6500ドル(約378万円)です。