ホンダがかつて公開したコンセプトカー「プロジェクト 2&4」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
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ホンダは、2015年に開催された「フランクフルトモーターショー」および「第44回 東京モーターショー」にて、「プロジェクト2&4」というスポーツカーのコンセプトカーモデルを公開しました。
このプロジェクト 2&4とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
プロジェクト2&4は、世界にあるホンダの2輪車、4輪車のデザインスタジオから80名以上のデザイナーが参加して行われた社内コンペティション、「グローバルデザインプロジェクト」で企画が選ばれ開発されたコンセプトカー。
1960年代のフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)に参戦していたマシンをモチーフにしたデザインで、エンジンを車体の中央付近に配置したミッドシップレイアウトを持つ4輪車でありながら、2輪車のようなフレームとボディカウルで構成されるボディ構造が特徴です。
運転席はむき出しで、全身で風を感じられるつくりは、2輪車の開放感と4輪車の運動性能を兼ね備えています。
ボディサイズは、全長3040mm×全幅1820mm×全高995mm、車体重量はわずか405kg。
エクステリアは、上述したようにF1に参戦していたマシンをモチーフにしたデザインで、フレームやメカを見せるミニマムカバーデザインを採用しているのが特徴です。
運転席はF1マシンが中央に配置されるのに対し、プロジェクト2&4はフランクフルトモーターショーでは左ハンドル、東京モーターショーでは右ハンドルに設定されていました。
パワートレインは、FIMロードレース世界選手権のMotoGPクラスで2連覇を達成した、競技専用車である「RC213V」の公道仕様版「RC213V-S」に搭載されている、999ccV型4気筒エンジンを採用。
プロジェクト2&4専用に開発された6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)と組み合わせ、最大出力215馬力/13000rpm・最大トルク117Nm/10800rpmを発生します。
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2輪車の良さと4輪車のよさを融合させて誕生した、プロジェクト2&4。
初公開から約9年が経過した現在も市販化される様子はありませんが、2輪車と4輪車どちらも手掛けているホンダだから作ることのできたコンセプトカーで、その魅力はデザインだけではなくスペックにも表れています。