トヨタが東京モーターショー2015に出展したコンパクトスポーツカー「S-FR」をオマージュし、コンバーチブル化したモデルにネット上では多くの反響が寄せられています。
■「S-FR コンバーチブル」に反響集まる!
2024年1月の東京オートサロン2024において、トヨタ「S-FR」のコンバーチブルバージョンが展示されたことが大きな話題を呼び、ネット上では様々な意見や反響が寄せられています。
かつて2015年の東京モーターショーで初披露され、市販化が期待されたS-FRは、幻のスポーツカーとして今も熱狂的なファンの間で語り継がれています。
そんなS-FRがオマージュされ、さらにはコンバーチブル化されたカスタムモデルが東京オートサロン2024に登場し、多くのクルマ好きを驚かせました。
ネット上ではこのS-FRコンバーチブルに対して「S-FRのオープンもカッコいいよね」「コンバーチブルも似合う」「これはイケてる」など好評を得ているようです。
S-FRコンバーチブルのベースモデルとして使用されたのは、マツダの3代目「ロードスター(NC型)」(全長3995mm×全幅1720mm×全高1245mm)であり、パワートレインやトランスミッション(6速MT)もそのまま流用されています。
取り付けられた外装パーツは手作業で製作されており、特に注目されたのはS-FRの象徴とも言える丸目ヘッドライト。
このヘッドライトには、3代目「ミニクーパー」のライトユニットが使用されており、非常に手の込んだ改造が施されています。
会場で実車を見たユーザーからは「ミニクーパーのヘッドライトが流用されているのに驚いた」「手作りパーツが多いのは技術者魂を感じる」といったコメントも寄せられ、カスタム技術の高さが評価されています。
そんなS-FRコンバーチブルは、埼玉自動車大学校のカスタムボディ科によって手作業で製作されました。
彼らは「幻のS-FRを自分たちの手で再現したい」という情熱のもと、長時間をかけて1つ1つのパーツを作り上げたそうです。
特に、FRP(繊維強化プラスチック)で作られた大きなフロントグリルやスポイラー類、手作業で仕上げられたリアウイングとアンダースポイラーなど、非常にこだわりが詰まっています。
ネット上でも「学生がここまでのクオリティを出せるのはすごい」「プロ顔負けの仕上がりだ」と称賛の声が多く寄せられました。
さらに、ホイールにはWORK製の新作が使用され、車高調はBLITZ製のものを採用。
見た目だけでなく走行性能も考慮されています。
また、インテリアに関しても、BRIDE製のバケットシートやMONOのステアリングが装備されており、スポーティかつ高級感のある仕上がりが特徴です。
そのほか幌も新しいものに交換され、全体的に細かい部分まで気を使ったカスタムが施されていました。
S-FRが公式に市販化されなかったことに対する残念さは今も強く残っています。
そんななかS-FRコンバーチブルの登場に、ネット上では「こういった形ででもS-FRを見ることができて嬉しい」「本物は見れなかったが、これでも十分満足できる」といった前向きな意見が多く、S-FRファンに感動を与えたことは間違いありません。
それでもなお、S-FRの市販化を望む声は根強く、今後のトヨタの動向に注目が集まっています。