北米のオークションサイト「Cars and Bids」に1996年製の日産「ステージア」が登場。日産のLクラス ステーションワゴンとして知られている同車ですが、どのくらいの価格で入札されたのでしょうか
■爆速ステーションワゴンが国外のオークションで出品!
Cars and Bidsは、アメリカやカナダのクルマを扱うオークショニア。そんなCars and Bidsに、1996年式の日産「ステージア」が登場しました。
日産のLクラス ステーションワゴンとして知られている同車ですが、どのくらいの価格で入札されたのでしょうか。
ステージアは、1996年から2007年まで2世代にわたり、製造・販売されていたLクラス ステーションワゴンです。
高級スポーツタイプセダンであるスカイラインのプラットフォームを流用しており、スポーツ性を持ち合わせたステーションワゴンでした。
初代モデルには、オーテックジャパンが手掛けた「オーテックバージョン260RS」というグレードが存在しており、これはR33型スカイラインGT-Rのパワートレインをそのまま移植した爆速ステーションワゴンでした。
今回出品されたステージアは、生産が開始された初年度(1996年)の1代目モデルです。
パワートレインには、オーテックバージョン260RSを彷彿とさせるかの如く「R33 スカイラインGT-R」のRB26DETTエンジンが移植されており、ブーストコントロール付きLink G4+スタンドアロンECUと5速MTを組み合わせ搭載。
駆動方法は、4WD/AWDです。
外装は、「R34スカイラインGT-R」フロントエンドコンバージョンを移植しており、NISMOフロントバンパーや社外サイドスカート、リアバンパーを装備しています。
足回りに18インチ「R34スカイラインGT-R」アルミホイール(再仕上げ)を装備しているほか、ブレーキキャリパーが赤く塗装され、スポーティなカスタムが施されています。
インテリアでは、スポーティな印象の各種Defiメーターが搭載され、頭上には、ダイヤモンドステッチのアルカンターラヘッドライナーが装備、ソニー製ステレオが搭載。
ハンドルは日本で走行していたときと同じく、右ハンドルです。
走行距離は、約14万9000kmとなっているが2024年5月に別のメーターパネルに交換されたとのことで実際の走行距離は不明です。
確認されている欠陥として、外装に傷やへこみがある、ステアリングホイールの摩耗、エアコンが作動しない、ヘッドライトに曇りなどがあるようです。
今回のステージアには、2024年9月7日の取引終了まで37件の入札があり、最終的には2万5750ドル(約370万円)まで競り上がりましたが出品者の最低希望価格に達することがなかった為、落札は出来ずオークションは幕を閉じました。
しかし最高入札者と出品者間で連絡を取り合い、取引が続けられているようです。
走行距離、年式を考えれば、かなり高額で入札されていたと言えますが、ステージアにR33スカイラインのRB26DETTエンジン、さらにR34スカイラインの外装と言う唯一無二の存在というところが入札につながったのではないでしょうか。