ホワイトハウスキャンパーは、「横浜キャンピングカーショー 2024」にスズキ「ジムニー5ドア」をベースにしたキャンパーを実車展示しました。どのような特徴があるのでしょうか。
■電動ポップアップルーフをアピールする参考出品モデルに熱視線!
キャンピングカーの製造・販売を行うホワイトハウスキャンパー(愛知県)が、パシフィコ横浜(横浜市西区)で2024年9月14日から15日まで開催の「横浜キャンピングカーショー 2024」に出展し、スズキ「ジムニー5ドア」をベースにしたキャンパーを実車展示しました。
日本未導入のモデルをベースにしたキャンピングカーだけに、来場者から多くの注目を集めていました。
1988年に創業したホワイトハウスキャンパーは、“ポップアップルーフのパイオニア”として、ホンダ「ステップワゴン」をはじめ、トヨタ「ハイエース」「ノア/ヴォクシー」、ホンダ「N-BOX」など、ポップアップルーフ仕様を中心としたさまざまなキャンピングカーを展開しています。
横浜キャンピングカーショー 2024でも、軽スーパーハイトワゴンやミニバンといった乗用モデルをベースにしたキャンパーを数多く出展していましたが、そのなかでも特に目をひいたのが、ジムニー5ドアのキャンパーでした。
ジムニー5ドアは、3ドアのジムニー(日本名:ジムニー シエラ)をベースにしたニューモデル。2023年1月にインドの「Auto Expo 2023」にて世界初公開され、各国で発売が始まっていますが、日本ではいまだに導入されるかすら明らかにされていません。
ホワイトハウスキャンパーは、そんな注目モデルであるジムニー5ドアに電動ポップアップルーフを搭載し参考出品しました。
ベースの車両は、インドのスズキ販売店から直接仕入れたものだといい、遠くからでも目立つイエローのボディカラーに加え、リフトアップやオフロードタイヤへの換装といったカスタマイズも施され、注目度もさらに高められています。
同社では2024年2月、これまでの手動開閉式のポップアップルーフに代わるものとして、新たなメタル&電動ポップアップルーフ「SKY DECK(スカイデッキ)」を発表しています。
ポップアップした状態で大人2名が就寝できる空間が広がり、車内に2名分の就寝ベッドを用意すれば、上下で4名の大人が寝ることも可能です。
素材を従来のFRP製からメタル製に変更し、量産・軽量化・高精度加工を可能にしたといいます。
またボタン操作のみならず、スマートフォンの専用アプリ経由での操作にも対応しています。
同社ではスカイデッキが、これまでのミニバンなどのキャンパー以外にも、近年注目が高まっているSUVの「オーバーランドスタイル」にも対応可能だとし、そうしたポテンシャルをアピールするため話題のジムニー5ドアをベースに製作したと説明します。
いまのところジムニー5ドアをベースにしたキャンパーを販売する予定はないといいますが、今後SUVをベースにした新たなキャンパーが登場することを大いに期待したところです。