ミスティックが「横浜キャンピングカーショー 2024」でトヨタ「ピクシストラック」をベースにした「Mini-Pop-Bee(ミニポップビー)カスタムパッケージ」を実車展示しました。一体どんなクルマなのでしょうか。
■ルーフがポップアップ仕様の「ミニポップビー」とは
キャンピングカー製造販売の総合メーカーMYSミスティックが、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で2024年9月14日より開催された「横浜キャンピングカーショー2024」に出展。
会場では、小型の軽キャンパー「Mini-Pop-Bee(ミニポップビー)カスタムパッケージ」を実車展示しました。一体どんなクルマなのでしょうか。
MYSミスティックは、キャンピングカーメーカーとして1991年に設立。ことし2024年に33年目を迎える老舗メーカーです。
今回横浜キャンピングカーショー2024の会場で展示されていたミニポップビー カスタムパッケージは、トヨタ「ピクシストラック」をベースにしたポップアップタイプの軽キャンパー。登録は黄色の8ナンバーです。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1990mm。高さ2m以下のため、立体駐車場や地下駐車場も駐車可能なサイズ感です。
外観にはポップなブルーがあしらわれ、フロントは純正の良さを活かしたデザインに。
荷台部分にはクラシカルなキャビンが装着され、ルーフ部分にはポップアップ式のキャンピングシェルが取り付けられています。
車両の特徴について、ミスティックの担当者は以下のように話します。
「軽トラックがベースになっていて、小回りがきき、女性でも運転しやすいサイズ感です。
ルーフがポップアップ仕様となっていて、天井ごと上がるので中がすごく広いです。
また長さ1.9mほどのバンクベッドもついているんですが、上で人が寝ていても下でご飯が食べられるスペースが確保でき、上下どちらとも人がいても利用可能な空間となっています」
ポップアップルーフを展開すると室内高は183cmとなり、室内でも背を縮めることなく快適に過ごすことができます。
車内には分割型のソファや、バンク&ダイネットベッドも備わり、バンクベッドの全長は1900mm、伸縮時には800mmにまで縮まります。
リビング部分を活用したダイネットベッドの全長は1800mm×全幅1380mmと、広々とした空間を確保。乗車定員は4名、就寝定員は大人3名・子ども1名の計4名です。
軽トラのあおりの部分は、軽トラックの良さを活かしサイドテーブルへと生まれ変わっています。
ほかにも、シンクセット、給/排水タンク(各16L)、遮光カーテン、サブバッテリー(105Ah×1)、LED照明(2か所)、ガラススライドウィンドウ、走行充電&外部電源取入口、ソファー下収納庫扉も標準装備。
ミニポップビー カスタムパッケージの車両本体価格は410万6300円、標準装備にオプションを装備した展示車両の価格は535万3550円と案内されていました(消費税込み)。
※ ※ ※
ミニポップビーの反響について、前出の担当者は以下のように話します。
「ミニポップビーはキャンピングカーのお乗り換えでサイズを小さくしたいというお客さまが購入されるケースがありますね。もちろん初めてキャンピングカーに乗るという方で購入される方もいます。
反響としては女性からのお声が多いですが、実際に購入される方は金銭的な問題もあって40、50代の方が多いですね。
奥さんが気に入っていただいて、旦那さんが『キャンピングカーほしいからこれにしよう』とご夫婦で利用されるといったケースもあります」
実際に会場ではデザイン性に「かわいい」という声、また2人組の女性ユーザーや、御夫婦など幅広い層が車両を囲みチェックする姿も見られ、多くの人で賑わいました。