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日産「“2階建て”ミニバン!?」公開! 「大人4人」が寝られる“テント付き”「セレナ」? ピーズクラフト「P-SV」横浜で実車展示

くるまのニュース 2024年9月29日 17時10分

日産ピーズフィールドクラフト(東京都世田谷区)は、「横浜キャンピングカーショー 2024」に日産の人気ミニバン「セレナ」をベースにしたキャンパーを実車展示しました。どのような特徴があるのでしょうか。

■車中泊仕様の「セレナ」に備わる“仕掛け”とは

 キャンピングカーの製造・販売を行う日産ピーズフィールドクラフト(東京都世田谷区)は、パシフィコ横浜(横浜市西区)で2024年9月14日から15日まで開催の「横浜キャンピングカーショー 2024」に出展し、日産「セレナ」をベースにしたキャンパー「セレナ P-SV」を実車展示しました。
 
 人気のミニバンをベースにしたキャンピングカーには、どのような仕掛けが搭載されているのでしょうか。

 日産ピーズフィールドクラフト(以下、ピーズクラフト)は、東京都内で日産車を販売する新車ディーラー「日産東京販売」直営のキャンピングカーディーラー。

 1994年の創設以来、日産車をベースにしたオリジナルキャンピングカーを専門に扱ってきました。

 なかでも主力ラインナップとして長く販売を続けているのがセレナ P-SVです。

 これまでセレナの歴代モデルで展開されており、現在は2022年12月に発売された6代目(C28型)をベースにしています。

 屋根上にポップアップルーフを備えることが最大の特徴で、車名のP-SVも“POP-ROOF SLEEPING VERSION(ポップルーフ・スリーピングバージョン)”を意味しています。

 断熱機能も備えたテントは、ファスナー開閉によりメッシュのハーフオープン、フルオープンとアレンジできるほか、雨天利用時のレインカバーも備えます。

 ベッド長2060mm、ベッド幅1100mmで、室内長は最大2250mm、室内最大高は1150mmを確保し、大人2名が就寝できます。

 純正のシートをフルフラットにして利用する室内側のベッドはオプションですが、シートの段差を補正する補助マットも備えるため、快適な寝心地が確保できます。こちらも大人2名が寝られるので、合計で4名の車中泊が可能です。

 基本装備はこのポップアップルーフのみとシンプルな仕様ですが、サブバッテリーなどの電装系やFFヒーター、サイドオーニングなどの各種オプションが用意されているので、予算や使用条件に応じた選択ができるのも嬉しいところです。

※ ※ ※

 会場のスタッフによると、セレナ P-SVの魅力は「普段はミニバンとして普通に使える点」だと説明します。

 ワンボックスバンをベースにした一般的なキャンピングカーは、高機能であるいっぽうで、ユーザーのなかには商用車特有の簡素で無骨なところを苦手とする声もあるといいます。

 いっぽうセレナ P-SVは洗練された雰囲気のミニバンがベースで、外観上の差異もルーフ上のみと最小限なため、男女問わずユーザーからの支持も厚いようです。

 またセレナには「プロパイロット」をはじめとする最新の先進運転支援機能も備わり、週末のドライブの快適度も高いと話します。

 なおセレナ P-SVは、ベースモデルの「X」「XV」「ハイウェイスターV」の3グレードが設定され、パワートレインも2リッターガソリンモデルと1.4リッターハイブリッド「e-POWER」モデルが選択可能です。

 販売価格(消費税込み)は、361万200円から462万6600円。ベース車同様の乗用車(5ナンバーもしくは3ナンバー)登録となります。

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