ホワイトハウスキャンパーは、「横浜キャンピングカーショー 2024」にホンダ「フリード+(プラス)」をベースにしたキャンピングカーを実車展示しました。まもなく、新型フリード クロスターをベースにしたモデルも登場予定です。
■新型は2025年1月登場予定! 現行「フリード+」キャンパーはラストチャンス
キャンピングカーの製造・販売を行うホワイトハウスキャンパー(愛知県東郷町)は、パシフィコ横浜(横浜市西区)で2024年9月14日から15日まで開催の「横浜キャンピングカーショー 2024」に出展し、ホンダ「フリード+(プラス)」をベースにしたキャンピングカーを実車展示しました。
同社では、6月にフルモデルチェンジした新型「フリード クロスター」をベースにした新型キャンピングカーも現在製作中で、2025年1月末には公開の予定だといいます。
1988年に創業したホワイトハウスキャンパーは現在、“ポップアップルーフのパイオニア”として広く知られるキャンピングカービルダーです。
ホンダ「ステップワゴン」をはじめ、トヨタ「ハイエース」「ノア/ヴォクシー」、ホンダ「N-BOX」など、ポップアップルーフ仕様を中心としたさまざまなキャンピングカーを展開しています。
横浜キャンピングカーショー 2024でも、軽スーパーハイトワゴンやミニバンといった乗用モデルをベースにしたキャンパーを数多く出展していました。
なかでも、会場でもっとも目をひく場所に置かれていたのが、先代「フリード」(フリードプラス)をベースにしたキャンピングカー「FREE STYLE(フリースタイル)」でした。
コンパクトなボディに3列シートレイアウトを備えたフリード。
その5人乗り仕様であるフリードプラスは、単に3列目の座席を取り外しただけではなく、車体後部の室内を床面まで含めて専用設計し、荷室空間を最大限にしたモデルです。
ホワイトハウスキャンパーはそのポテンシャルを最大限に活かしたキャンピングカーとして、FREE STYLEを製作しました。
大人2名が就寝可能なポップアップルーフのみを備えた「POP」、標準ルーフで、サブバッテリーや走行充電などの電源システム、FFヒーターやカーテンを備えた「HOT Package」、そしてふたつを兼ね備える「POP HOT Package」の3つの仕様が設定されます。
なかでもポップアップルーフ車の2グレードは、大人4名の就寝が可能です。
さらに車中泊用の専用フラットクッションマット、運転席と助手席のフロント回転シート機能やサイドテーブルなど豊富なオプションが用意されるほか、ベース車のグレードも選べるなど、ユーザーのニーズに合ったさまざまなチョイスが可能なのも、老舗ビルダーならではの仕様といえます。
FREE STYLEの販売価格(消費税込み)は、ガソリンモデルが307万2300円から、ハイブリッドモデルが335万8300円からです。
なお前述の通り、ベースのフリードはフルモデルチェンジを実施しており、現行型FREE STYLEは在庫車のみの販売となっています。
横浜キャンピングカーショー2024会場では、オプション装備が豊富に盛り込まれた「即納」可能な展示車両の実車販売も行われていました。
ガソリンモデルで458万7000円の販売価格が提示され、来場者の注目を集めていました。
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ホワイトハウスキャンパーは2024年8月2日、6月にフルモデルチェンジした新型フリード(フリード クロスター 5人乗り)をベースにした新型キャンピングカーを製作中であると、自社の公式ウェブサイト上で明らかにしています。
ポップアップルーフの形状は、現行の“FREE STYLE”とは異なる新たなデザインを採用するとしており、すでに製作に取り掛かっていると説明します。
横浜キャンピングカーショー2024会場のスタッフによれば、2025年1月31日から2月3日まで開催予定の「ジャパンキャンピングカーショー2025」には間に合わせたいとしており、まもなくその姿を見ることができそうです。