トヨタのポーランド法人は、2023年11月にマイナーチェンジした商用バン「プロエースシティ」が好調な立ち上がりだと発表しました。日本未発売のモデルに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
■「シートの良さが気になる」との声も
トヨタのポーランド法人は2024年9月10日、マイナーチェンジを実施した商用車の新型「プロエースシティ」が、同国の商用車販売トップ10において、8月単月および1月から8月までの総登録台数で2位を獲得し、好調な売れ行きであると明らかにしました。
そんなプロエースシティに対しSNSなどは、「日本で売られていないけど気になる」などといったさまざまな声が集まっています。
トヨタの欧州部門で販売される小型クラスのスライドドア付き商用バンのプロエースシティ。
欧州で提携を結ぶステランティスグループから供給を受けるOEMモデルで、日本でも販売されるプジョー「リフター」/シトロエン「ベルランゴ」などとは兄弟車にあたります。
乗用仕様のハイトワゴン・3列シートミニバンも用意され、こちらは「プロエースシティ ヴァーソ」の車名で売られています。
2019年より販売を開始し、パワートレインはガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのほか、2021年にはBEV(バッテリーEV:電気自動車)の「プロエースシティ Electric(エレクトリック)」も追加されました。
マイナーチェンジモデルが2023年11月に発表され、2024年春より欧州各国で順次導入が始まっています。
新型プロエースシティは、すっきりしたフロントマスクに変更されたほか、室内も新デザインのステアリングホイールの採用や、コネクティッド機能の充実などが図られるなどの改良が実施されました。
ショートボディ(スタンダード)とロングホイールベースボディ(ロング)が用意され、ボディサイズは全長4403mm×全幅1848mm×全高1796-1860mm(スタンダード)/全長4753mm×全幅1848mm×全高1796-1860mm(ロング)です。
そんなプロエースシティは、ポーランド市場で8か月で前年同月比19.6%増となる4614台を販売し、33.5%のセグメントシェアを獲得しました。
うち乗用車仕様のプロエースシティ ヴァーソは2078台となっています。
なお新型プロエースシティの現地における販売価格は、9万8800ズウォティ(約377万円)からです。
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そんな新型プロエースシティに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
多かったのは「いいじゃん」「こういうので仕事したい」といった声でした。
また日本で売られるベルランゴに乗ったことがあるという人は「シートが良いのよ」「長時間働くクルマは椅子が大事」などとコメントしていました。
現段階では欧州限定販売のモデルですが、日本でもいちど試してみたい1台といえるでしょう。