トヨタのポーランド法人は2024年9月11日、大型商用バンの新型「プロエースマックス」を発表しました。
■新型「プロエースマックス」発表
トヨタのポーランド法人は2024年9月11日、大型商用バンの新型「プロエースマックス」を発表しました。
トヨタ「プロエース」シリーズは、同社が2013年から欧州市場向けに展開している商用バンです。プジョーやシトロエン、フィアットなどを傘下にするステランティスグループからOEM供給を受けて販売しています。
そのなかでも「プロエース マックス」は、2023年にデビューが発表されたばかりの新顔。日本ではキャンピングカーのベース車として使われることもあるフィアット「デュカト」の姉妹車であり、プロエースシリーズの中では最上位モデルとしてラインナップされ、車体規模も最大のモデルになります。
5月のフランス導入を皮切りに、欧州市場で展開が徐々に進められています。そのなかでポーランドは、BEVモデルの生産工場を受け持つ存在です。7月に生産が開始され、今回いよいよ、市場投入の発表が行われた形です。
ボディサイズは商用車らしく、きめ細かに段階分けされて展開されています。最大モデルは全長6363mm×全幅2050mm×全高2764mmとなります。
ディーゼルエンジンタイプとBEV(電気自動車)タイプの2種類を展開。エンジンは2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、最大出力は120ps・150ps・180psの3タイプ。積載量は最大1500kg、牽引能力は最大 3000kgです。ギアボックスは6速MTまたは8速ATです。BEVのモーターは最高出力272psで、航続距離は420kmです。
シングルキャビンまたはダブルキャビンが設定され、クルーバン仕様は2列目に4人が座れ、定員は7名です。
ボディカラーは6種類。「アクティブ」と「コンフォート」の2つの装備バージョンが用意されます。
内装は、フルデジタルディスプレイやナビゲーション搭載の最新インフォテインメントシステム、さらにワイヤレスでのApple CarPlay・Android Auto接続など、最新の機能を備えています。