NEXCO中日本 東京支社が公式SNSで、思わずゾッとする映像を投稿。注意喚起を行いました。いったい何が起きたのでしょうか。
■遭遇したら怖すぎる!NEXCO中日本が注意喚起
NEXCO中日本 東京支社が公式SNSで、思わずゾッとする映像を投稿。注意喚起を行いました。
いったい何が起きたのでしょうか。
これは、2024年9月27日に投稿されたものです。映像にあるのは新東名高速での一幕です。
道路パトロール員が黄色いパトロール車で、いつものように新東名の巡回を行っていたところ、トンネル内で後ろから1台の大型トラックが近づいてきます。
トラックはフラフラと車線を外へ逸脱していき、ほぼ四輪が路肩へはみだす形に。トンネルから出ると、トラックは反対に右側へ寄っていき、こんどは追越車線まで達します。明らかな異変を察知した周囲の車は、トラックを避けるように、後ろで様子見をしているようです。
再びトンネルへ入ったトラックは、また左側へ吸い込まれるように寄っていきます。前を走っているパトロール隊員も「来たよ…やばいやばい…」と警戒モード。トラックは路肩まで達すると、ついに壁に接触します。
「うわ!当たった!」パトロール隊はすぐにサイレンを鳴らして現場対応に当たろうとしますが、壁に接触したトラックは何食わぬ顔で走り去っていってしまいました。
幸いにも巻き込まれた車はありませんでしたが、複数車線を大跨ぎする蛇行運転により、いつ接触クラッシュがあってもおかしくなく、壁への接触でトラックが横転すれば、周囲の車が衝突したり押しつぶされる危険性も高い状況でした。
この映像は、道路のパトロールを委託されている中日本ハイウェイ・パトロール東京が、公式サイトで公開している啓発動画です。
これまでも、前方不注意で工事規制範囲にノーブレーキ突入する「衝撃の瞬間」などが記録され、公開され反響を呼んできました。
同サイトでは、この状況について「2024年4月13日 18時頃」と説明し、普通貨物が「数百メートルにわたり蛇行運転している」のを視認しました。サイレン吹鳴とマイク広報で停止を呼びかけたものの、結局走り去られてしまったということです。
こういった、蛇行運転など明らかに挙動がおかしい車に出会った場合について「無理な車線変更には気を付け、また当該車両へのパッシングなどはせず、車間距離を保つなど冷静な運転を心がけてください」と注意喚起しています。
昨今はこういった状況に対し、「自分が正義の鉄槌を下す」といった使命感で、後ろから煽ったり、横について「危ないぞ!」と説教するなど、「悪人を懲らしめるエピソードで世間がスカッとする」という風潮がSNS上を中心に見られます。
しかし、そういった行動は逆に現場の事態を悪化させる原因にもなります。同サイトは、当事者に闇雲なアクションは掛けず「安全な場所で#9910や非常電話での通報もありがたいです」と、粛々とした対応をするよう呼びかけています。
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今回の投稿に対し、コメントでは「居眠りかな」「気が付いたからセーフではなく…」「こういうのついクラクション鳴らしちゃうなあ」など、様々な反響が集まっています。
また「目の前走ってたトラックが蛇行運転してて、危ないなと思って車間距離あけて運転してたら、そのまま突っ込んで落ちた」「前走ってるダンプが蛇行運転してて、対向車のトラックとぶつかりそうになってた」「今日、トラックが蛇行運転を繰り返し、しまいには赤信号突っ込んでいってしまった」など、毎日のように蛇行運転の目撃情報が投稿されている現状も見受けられます。