ホンダのアメリカ法人は、2024年9月24日に、新型「パスポート トレイルスポーツ」の試験車両の画像を初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■ホンダ2026年型「パスポート トレイルスポーツ」の姿が明らかに
ホンダのアメリカ法人は、2024年9月24日に、「パスポート」のオフロード仕様である新型「パスポート トレイルスポーツ」の試験車両の画像を初公開しました。
パスポートは、ホンダがアメリカで製造・販売しているSUV。
初代モデルが登場したのは1993年で、当初はいすゞが開発した「ロデオ」というクルマを供給してもらい、ホンダブランドでパスポートという車名で販売する、いわゆるOEM供給車でした。
2002年の2代目モデルで販売終了となりましたが、約17年後の2019年に、ホンダが自社開発したクルマとして復活します。
現在、2026年型となる新型を開発中で、今回、そのオフロード仕様モデルである“トレイルスポーツ”の試験車両の画像が公開された形です。
公開された画像は、やはりオフロード仕様モデルというコンセプトどおり、傾斜のある砂地を走行しているものでした。
外装はまだカモフラージュされており、詳細なデザインは不明ですが、現行モデルよりもやや丸みがなくなって角張った形状になっている様子が見られます。
2026年型パスポート トレイルスポーツについて現在判明していることは、堅牢なデザインと本格的なオフロード性能を備え、次世代の多用途性と革新的な機能を持って登場することや、フロントに装備されたアッパーグリルの下の、「PASSPORT」というロゴが特徴的なエクステリアであることなどが挙げられます。
トランスミッションには、旧型の9速ATに代わって新型の10速ATが採用されることがすでに発表されており、エンジンは現行モデルとおなじ3.5リッターV6エンジンを搭載しながら、現在の最大出力280馬力・最大トルク355Nmを超えるスペックを引き出し、燃費も向上すると見られています。
さらに試験走行車では、ホンダのI-VTM4トルクベクタリング4輪駆動システムの第2世代バージョンが搭載されていました。
ボディカラーや価格、発売時期についてはまだ未定です。
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今年2024年の後半には正式に発表されるとの情報もあるので、詳細が明らかになるのはそう遠い未来ではないでしょう。