プレイステーション用レースゲーム「グランツーリスモ」では、世界中の自動車メーカーとコラボした「ビジョン グランツーリスモ」という架空のクルマが登場します。今回はトヨタ「FT-1 ビジョン グランツーリスモ」について注目します。
■トヨタ「FT-1 ビジョン グランツーリスモ」とは?
人気レースゲームシリーズ「グランツーリスモ」には、架空のレーシングカーシリーズ「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。
ビジョン グランツーリスモの製作には、世界各国の自動車メーカーが協力しており、そのどれもが、特色のある夢のような車両になっています。今回注目するのはトヨタ「FT-1 ビジョン グランツーリスモ」です。
グランツーリスモは、初代プレイステーションから存在するレーシングシミュレーションゲーム。今でもシリーズは続いており、最新作は2022年に出た「グランツーリスモ7」です。
そのグランツーリスモシリーズにて、トヨタ協力のもと登場したのが「TOYOTA FT-1 ビジョン グランツーリスモ」です。こちらは2014年1月のデトロイトショーで公開されたスポーツデザインコンセプト「FT-1」をベースに、さらなるブラッシュアップが行われています。
ゲーム中の「Gr3」(FIA GT3クラスに相当)に出場するレギュレーションモデルで、ボディサイズは全長5029mm×全幅2080mm×全高1180mmとなっています。
参考までにかつてレクサスがGT3クラスに対して供給していた「RC F GT3」のボディサイズは全長4846mm×全幅2030mm×全高1271mm。全長と全幅を大きくしつつ、全高は下げていて、よりサーキットに向けた最適化がされています。
外観を見ると、そのインパクトのある顔立ちに目が行きます。中央部分から側面にかけて勢いよく盛り上がるデザインは、いかにもスーパーカーといった雰囲気。
パワートレインは、Gr3モデルを参照すると最大552馬力、最大トルク40.9kgf-mを出力するターボチャージャー付きエンジンを搭載。駆動方式はFRとなっています。
また、ベースよりエアインテークやリアウィングが拡大。フロントにはダウンフォース増大のためカナードを追加するなどして、空気抵抗やダウンフォースを更に強化しています。