ダイハツのインドネシア法人は2024年9月25日から5日間開催の「GIIAS 2024」で、コンパクトSUV「ロッキー」のカスタムモデル「ロッキー クロスフィールド」を展示しました。ジャカルタのメイン展示から数え、3度目の披露となります。
■独自のタフカスタムを施した「ロッキー クロスフィールド」 各地を巡業
ダイハツのインドネシア法人は2024年9月25日から5日間、西ジャワ州の州都で同国第4の都市バンドンで開催された自動車展「GIIAS 2024」にブース出展を実施しました。
ブースではジャカルタ、スラバヤの展示会でも披露された新型「ロッキー クロスフィールド」が再び登場しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
ロッキーは2019年11月に登場したコンパクトSUVです。1990年から2002年までは同名のSUVがあり通算2代目となりますが、系譜としては一切の関係性はありません。
現行型では、コンパクトなサイズに力強いデザインを採用。先進運転支援システム「スマートアシスト」の搭載など十分な装備を持ちながらも、手頃な価格を実現しました。
なおトヨタへは「ライズ」としてOEM供給しており、こちらも含めコンパクトSUVセグメントをけん引する大人気モデルとなっています。
インドネシアでは2021年4月に発売。現地工場にて生産されており、エクステリアデザインなどにメッキ加飾を追加するなど、日本仕様よりも上質志向のモデルとなっています。
ボディサイズは全長4030mm×全幅1710mm×全高1635mm、ホイールベース2525mm。日本仕様車とは全幅や全長が異なり、日本では3ナンバーボディに該当します。
パワーユニットのラインナップはベーシックな1.2リッター自然吸気エンジンと最高出力98ps・最大トルク143Nmを発揮する1リッターターボの高性能エンジンの2種類が設定され、5速MTまたはCVTと組み合わせます。駆動方式はFFのみです。
現地での価格は2億895万ルピア(約193万円)から2億6935万ルピア(約249万円)です。
そして今回披露されたロッキー クロスフィールドは、ダイハツのインドネシア法人が独自のカスタムを施したコンセプトモデルです。2024年7月に首都ジャカルタで開催の第31回「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」で初公開しました。
その後、同国第2の都市スラバヤで開催の「GIIAS スラバヤ 2024」でも登場しており、今回は3度目の実車展示となります。
エクステリアは通常設定のないサンドベージュメタリックに塗装され、フロントバンパーやリアバンパーなどを無塗装樹脂へ変更。またフロントグリルも「DAIHATSU」ロゴ入りガーニッシュを装着しました。
ボディサイドはグレーのドアミラーとドアハンドルを装着したほか、ドア下部には「Rocky CROSSFIELD」のロゴ入りのデカールをあしらい。さらに足回りもホワイトレター入りのオールテレーンタイヤを装着するなど、一気にタフな印象へと引き締めています。
このほか、ルーフキャリア&ラック、ルーフシェードを備え、レジャーでの使い勝手と楽しさをアップするアイテムも多数装着しています。
なお、ロッキー クロスフィールドの市販については言及されておらず、パーツのオプション設定などの予定なども発表されていません。