「ジャパンモビリティショー2023」でホンダは、初代「シティ」を彷彿とさせる「サステナCコンセプト」を世界初公開しました。かつての「モトコンポ」を再現したような小型バイクもお披露目されたのですが、どのようなコンセプトカーなのでしょうか。
■「シティ」&「モトコンポ」がセットで復活!
昨年2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」では、各自動車メーカーがさまざまなコンセプトカーをお披露目しました。
そのなかでホンダは、ハッチバックコンセプトカー「サステナCコンセプト」とコンパクト二輪車「ポケットコンセプト」を世界初公開しています。
一体どのようなモデルなのでしょうか。
サステナCコンセプトとポケット コンセプトは、限りある資源の制約から解放してくれる四輪電動モビリティのコンセプトモデル。
車体は回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られ、「地球環境の保護」と「自由な移動の喜び」を将来にわたって両立することを目指したといいます。
サステナCコンセプトは直線基調のデザインを採用。丸形のヘッドライトやグリル風のフロントガーニッシュ、傾斜の強いボンネットなど、1981年に発売された初代「シティ」をオマージュしたような仕上がりです。
ボディ全体はレッドの鮮やかなカラーリングとしつつ、ルーフやフロントバンパー中央に白いアクセントカラーをあしらったほか、ホイールは中央部のレッドとシンプルな5本スポークを組み合わせたポップなイメージとしました。
一方のポケットコンセプトは、赤と黒のカラーコーディネートや、資源を再利用した素材で作られている点はサステナCコンセプトと同様で、両車で世界感を統一。
初代シティと同時に発売され、なおかつシティのトランクに収まるように専用設計された二輪車の「モトコンポ」をイメージさせる出来栄えです。
なお、ポケットコンセプトは折りたたみ可能な構造となっており、サステナCコンセプトのトランクに格納できるように設計。まさにかつてのシティ/モトコンポと同じ発想のコンセプトカーとなっています。