メルセデス・ベンツ日本は新型「Vクラス」を発売しました。
■存在感スゴい「Sクラス顔」採用!
メルセデス・ベンツ日本は2024年10月1日、新型ミニバン「Vクラス」を発表しました。
同日より発売し、10月上旬以降のデリバリーを予定しています。
Vクラスは1996年にデビューした商用バン「ヴィト」の乗用モデルとして登場。日本では1998年から発売。欧州初のミニバンとして、スクエアなデザインと広い室内空間が好評を博しました。
現行型(W447)は3代目で2014年に発表。左右両側電動スライドドアや多彩なシートアレンジなど使い勝手を高めるとともに、常に改良を重ねながら内外装デザインの高級化や対話型インフォテインメントシステム「MBUX」の搭載など熟成を図っています。
今回発表されたのはこの現行型の大幅改良モデルで、ドイツ本国では2023年7月に先立って公開されていました。
新型では、主にデザインや運転支援機能を刷新。安全性能もアップデートされました。
エクステリアは全モデルで異型の大型ラジエーターグリルを新採用し、存在感を向上。最上級セダン「Sクラス」にも類似する迫力のあるものとなりました。
一部グレードでは、近年のメルセデス・ベンツ新型車に採用されている2本のルーバーと小粒のスターパターンをグリル内にあしらい、表情を一新しています。
シリーズ最上級の「suite(スイート)」モデルでは、歴代初装備となるボンネットマスコットを装着し、特別感とステータス性を高めています。
リアはフルLEDのクリアテールライトを採用。リアウインドウ下には「Mercedes-Benz」のレタリングを配したガーニッシュを装着し、華やかさと上質さを与えました。
また、アルミホイールのデザインも変更し、18インチまたは19インチを装着。
インテリアでは、前席まわりのデザインを大幅に変更。デジタルメーターやタッチスクリーンのインフォテインメントシステムを組み合わせた12.3インチのワイドスクリーンコックピットを新採用しました。
室内空間は従来通り3列シート7人乗り。2・3列目は取外し可能な構造で、すべて取り外してラゲッジスペースにできるほか、2座のみの広大な空間にするショーファードリブン仕様としての運用も可能です。
日本仕様のパワートレインは全車、163馬力・380Nmを発揮する2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンに9速ATを組み合わせ、後輪駆動(FR)です。
先進運転支援システムなどは衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報、ブラインドスポットモニターなどを引き続き搭載します。
ラインナップはベースモデルの「V220d」とロングボディの「V220d long」、超ロングボディの「V220d extra-long」、上級モデルの「V220d EXCLUSIVE long Platinum Suite」と「V220d EXCLUSIVE extra-long Black Suite」の5タイプを用意。
上級モデルでは上質なナッパレザーやフットレストや折りたたみテーブル、電動リクライニング、マッサージ機能などを備える「エクスクルーシブシート」を標準装備しています。
新型Vクラスの価格(消費税込)は940万円から1370万円に設定され、全車右ハンドルのみです。